SMAP：東京ドーム公演初日に5万5000人　キスマイも登場した全33曲の“ギフト”

　人気グループ「SMAP」が、95万人以上を動員予定の2年ぶりの全国ツアー「GIFT of SMAP CONCERT TOUR 2012」の東京ドーム公演を26日から開催中だ。同所では、30日の追加公演を含む5日連続のライブとなる。今回のツアーは、8月に発売したアルバムのタイトル「GIFT of SMAP」の通り、「SMAPからファンに向けた思いを込めたギフト」がテーマで、初日の26日には事務所の後輩グループ「Kis−My−Ft2（キスマイフットツー）」のメンバーも姿を見せ、5人で全33曲、3時間以上の熱演を繰り広げた。

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　今回は、01年に日本で初めて5大ドームで公演したSMAPにとって国内最多の7回目の5大ドームツアーとなる。東京ドーム公演は各日超満員の5万5000人、SMAP史上最多タイとなる5日連続公演で27万5000人の動員が予想されている。26日の公演のMCで木村拓哉さんは「東京に戻ってきて、ホームだと実感した」と感慨深げ。プロ野球・巨人ファンの中居正広さんは5日前にセ・リーグ優勝で原辰徳監督が胴上げをした場所でしみじみ。木村さんは「知ってる？　東京ドーム（88年3月開業）とSMAP（同年4月結成）は同い年なんですよ」と中居さんから聞いたという豆知識を披露し、中居さんは「1988年は昭和63年。俺たちHey！Say！JUMPには入れない。なんたってみんな昭和だから」とおどけ、会場の笑いを誘った。

　演奏曲目は、「Moment」やNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の主題歌「さかさまの空」などの最新シングル曲、新アルバムに収録したソロ曲などのほか、「KANSHAして」などの定番曲まで、アンコールを含む全33曲披露。曲の合間には木村さんが「SMAP×SMAP」（フジテレビ系）の人気キャラ、ピンクのプードル「Pちゃん」に、稲垣吾郎さんがC−C−B吾郎にふんするなどのコントコーナーもあり、トークコーナーではこの日、メンバー全員「iPhone5」に替えたことなど近況も披露。ステージには長い花道が両サイドに２本、さらにクレーンなども駆使して、どの席からもメンバーが近くに感じられるような工夫がしてあり、大がかりなセットながらも親しみやぬくもりを感じさせる、サービス精神にあふれるコンサートだった。ツアーは12月24日の札幌ドームまで続く予定。（毎日新聞デジタル）