SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第4話 深海の冒険!迫りくる海底の脅威
11月24日(日)放送分
吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は静岡に住むお笑いコンビ「カズ&アイ」が、静岡市のB級グルメ「静岡おでん」の魅力を語ります。(毎週日曜更新)
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静岡といえばB級グルメの聖地。富士宮焼きそば、浜松餃子、富士つけナポリタンなどいろいろあります。静岡県の県庁所在地、静岡市のB級グルメは「静岡おでん」。ぼちぼちコンビニエンスストアにもおでんが並び始め、おでんを求める季節です。
実は、静岡おでんには「静岡おでんの5カ条」なるものがあるんです。1、黒いスープ。2、串に刺してある。3、黒はんぺんが入っている。4、青のり、だし粉をかける。5、駄菓子屋にもある。この五つをしっかり守って、静岡おでんを各店舗で出しています。ちなみに、黒いスープのもとは牛すじ。こくのある、でもあっさりしたスープが基本の味を決めてくれます。そして、静岡を代表する食材「黒はんぺん」は、魚のすり身が半円形になっているつみれのようなもの。定番食材で、白いふわふわのはんぺんを「白はんぺん」といい、黒はんぺんを「はんぺん」という静岡県人も少なくないんですよ。
そんな独特なおでんの食べ方をする静岡市には、駄菓子屋でおやつにおでんを食べる子供、鍋を持って、近所のおでん屋さんで静岡おでんを買うお母さん、そして、お仕事終わりにお酒を飲みながらおでんをつまむお父さん、静岡おでんのいろいろな風景があります。
この静岡おでんには駄菓子屋系と居酒屋系と二つに分類されることが多いんですが、その中で駄菓子屋系の代表的なお店が「静岡おでんのおがわ」。シャッターを開けてから、のれんを下ろすまで、お客さんが絶えない超人気店です。
創業60年。つぎたしつぎたし守ってきた黒いスープのいい香りが、店先でお客様の鼻をくすぐります。休みの日にも火を入れないと味が変わってしまうから、365日火入れをしているこの黒いスープは、命の次に大事だそうです。スープのもとであり、おでんのネタでも一番人気の「牛すじ」は、国内産の牛肉でかなりの高級品。他にもすべての素材にこだわりがあり、妥協は一切なし。おでんにつけるからしにも、しっかりこだわっています。
「静岡おでんのおがわ」の看板娘、中津川真生子さんに新しいおでんの楽しみ方を教えてもらいました。「おでんは寒い時に食べるイメージでしょ。でも、静岡おでんの楽しみ方は、暑い時はかき氷と一緒に食べるんだよー」。食べさせてもらいましたが、これがものすごく合うんです。温かいおでんを口の中で楽しみ、そこに自家製甘夏シロップのかかった氷をほうりこむ。「温かいから冷たいへ」という不思議な感覚です。こくのあるおでんからのさっぱりしたかき氷。このすてきな味を楽しむべく、冬だろうが、夏だろうが、一年中お客さんが集まっています。そして、おがわさんは、氷の卸業も昔からしているんですが、「かき氷は、削る機械やシロップも大事だけど、一番重要なのは氷の温度なのよ」と、こっそりおいしい秘密を教えてくれました。
店内はテーブル20席と座敷8席。取材にこられた著名人たちのサインがズラーッと並んでます。取材がたくさん来るので、芸能人が来ても、普通に接してしまい、たまにサインをもらい忘れてしまうとのこと。北海道のテレビ局の方が来て、その1週間前には東京のテレビ番組でオカマのリポーターさんが3人来て、その前にはお笑い芸人がラジオリポートで来て……。その間にもグルメ雑誌や新聞などの取材もあり、お店もお客がたくさんなので大忙し。最近では、近所のパン屋さんとコラボしてつくった「静岡おでんラスク」が話題になり、さらに取材が入り、大忙し。真生子さんは「忙しくて困っているのだけど、面白いことやりたくなっちゃうんだよねー」と笑顔。まだまだ多忙な日々は終わりそうにありません。
店内の一番奥では、卵をむいているおじいちゃんがたまにいます。看板娘の真生子さんの祖父で、小川龍一さん96歳。おでん用の卵をむくお手伝いをしているそうなんですけど、おなかがすくとむいた卵を食べちゃう、おちゃめな龍一さん。あと、時々むいている最中にいねむりをしていて、はじめて来たお客様に置物と間違えられたという爆笑エピソードもお持ちです。
ご縁があり、現在我々静岡県住みます芸人「カズ&アイ」のカズは、おがわさんの2階に住んでまして、おがわさんも入っている「静岡おでんの会」さんから、「初代静岡おでん大使」にカズ&アイを任命していただきました。さらに今年の8月31日には静岡おでんPRイベント「静岡おでん女子会」をおがわさんで開催し、店内いっぱいに女子が集まりました。一人で参加した女子が、静岡おでんを食べて、お酒も飲んで、終わりには別の参加者と仲良しになるという会にもなって、無事盛況に終わりました。
とにかく笑いの絶えないお店です。「静岡おでんのおがわ」、ぜひ一度ご賞味あれ! そして魅力あるお店が静岡市にはまだまだたくさん! 静岡おでんの食べ歩きをおすすめします。(取材協力 静岡おでんのおがわ 054・252・2548)
カズ(栃木県出身)とアイ(新潟県出身)のコンビで04年5月に結成。初代静岡おでん大使。静岡の住みます芸人として11年5月から活動している。毎日10時からYNN(よしもとネタネットワーク)静岡「静岡よしもとチャンネル」(http://www.ynn47.jp/sizuoka/)をユーストリームで生配信中。
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2024年11月25日 17:00時点
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