吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は京都に住むお笑いコンビ「タナからイケダ」の田邊孟徳さんと池田周平さんが、舞鶴市のB級グルメ「ホルモンうどん」の魅力を語ります。（毎週日曜更新）

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　どうもー！　皆さんはじめまして！　京都府住みます芸人のタナからイケダです！

　僕たちが住む京都にはいいところがたくさんあります。みなさんご存じの世界文化遺産の寺社仏閣以外にも、四季を感じられる山々、夏の川床、五山の送り火などの京文化、京都三大祭り（葵祭、祇園祭、時代祭）など、京都にはたくさんの魅力があります。

　少し足を延ばして京都市から出ると、僕、田邊の地元・亀岡市の保津川下り、お隣の南丹市美山町のかやぶき屋根の家、宇治市や和束町のお茶文化、日本三景の一つでもある宮津市の天橋立、京丹後の久美浜の鳴き砂、伊根町の舟屋群など体験してほしいことも、見てほしい景色も京都にはたくさんあります。

　僕たちが京都に住みだしてから、いろいろなところにお祭りなどの営業や番組のロケに行かせていただき、その地域ごとにいろいろと食べてきましたが、その中でも知らざれるB級グルメを紹介します！

　今回僕たちがオススメするのは、京都府舞鶴市の名物「ホルモンうどん」です！！

　舞鶴市は日本海に面していて漁業が盛んな街であるほかに、実はあの「肉じゃが」発祥の地としても有名な場所なのです。海軍が出入りしていたことから、昔からカレーも有名な地域です。

　海に囲まれて、新鮮でおいしいものがいっぱいある街、舞鶴市。この舞鶴市で有名な老舗の焼き肉ホルモン店、八島丹山さんの「ホルモンうどん」を紹介します！

　僕たちとホルモンうどんとの出合いは、1年前に「週末よしもと」が舞鶴に行ったときでした。そのときに出張店舗で会場に作りに来てくださっていて、僕らもホルモンうどんとホルモンカレーを食べさせていただいたんですが、今回はお店に行かせていただき、僕らの目の前で店長の丹山（にやま）さん自ら特製の鉄板を使って作っていただきました。

　このホルモンうどんは少し変わっておりまして、最初から出来上がって出てくるものではなく、自分たちのペースで食べながら作り上げていくスタイルの食べ物で、お店ではホルモンやお肉を焼いて食べた後の締めでいただくものなのです。これがまたとてつもなくうまいんです！

　作り方も変わっていまして、鉄板が真ん中から外側にかけて傾斜しているジンギスカン風の特製鍋で作るので、外側に肉の油や特製のタレなどが、ほどよくたまるんです。そこに少し魔法の水を足して、玉ねぎ、ナス、キャベツなどをゆでるようにして野菜のダシを出すんです。

　そして真ん中でホルモンを焼いて、いいころ合いを見てうどんを投入！！　外側の野菜とホルモンとうどんをからませると、もう最高にいいにおいがしてきます。食べればなおのこと、野菜の甘みとホルモンのうまみがうどんにからみつき、もう最高にうまいです！

　ここのホルモンは、ホルモンのくさみの部分をきれいに取っているため、みなさんが思っているよりも全然しつこくなくて、とてもおいしいです！　少しレアでも食べられるぐらいの新鮮なホルモンがここのお店の特徴です。プリプリのホルモンにはコラーゲンもたっぷり入っているので、女性の方にもオススメです！！

　ぜひともたくさんの方に食べてほしいという思いから、僕ら「タナからイケダ」が直接店長に交渉して、今回特別に「特別まんぷくセット」を、なんと1575円で提供していただけることになりました！！

　このセットは、数種類の焼き肉を鉄板で焼いて食べた後、野菜とホルモンを焼いて、うどんで締めにするぜいたくなものです！　僕らも食べましたが、こんだけ食べて1575円は絶対安いし、かなりおすすめしたい！

　お急ぎの方や、がっつり食べられないかもという方には、裏特別メニューとして、店長が厨房で作って出してくれるホルモンうどん（945円）を提供していただけることになりました。これもむちゃくちゃボリュームあっておいしいです！

　でもせっかくお店まで来て食べてくれはるんやったら、お肉を焼いて食べてゆっくり堪能する特別まんぷくセットをおすすめしたいです！　変わった特製鍋なんで、焼くんも食べるんも楽しくておいしいですよ！　舞鶴に本店があるのですが、京都市内の西賀茂にもお店があるので、京都市内と舞鶴市に行かれた際にはぜひ食べてみてください。

　そして、このホルモンの味が、また一味違った「ホルモンカレー」として、なんばグランド花月の地下にある「47ご当地市場」でも購入できるんです！　こちらもむちゃくちゃおすすめ！　ホルモンの甘みがカレーにしみこんで、マイルドさが引き立って、かなりおいしいです！！　「週末よしもと」で食べたときも、他の出演芸人にもかなり好評で、おかわりする人が続出でした。

　カレー嫌いな人もうならすほどの絶品！　カレーが苦手な京都の担当社員も、これはマイルドでおいしいと絶賛してました！！　カレー好きな方はもちろん、カレーが好きでない方も、みなさんぜひ手に取ってみて、一度試しておくれやす！（取材協力：八島丹山・京都西賀茂店　075・492・1909）

◇タナからイケダのプロフィル

　田邊孟徳（京都府亀岡市出身）と池田周平（堺市出身）のコンビで05年9月に結成。大阪NSC27期生。京都府住みます芸人として11年5月から活動している。「よしもと祇園花月Presents GIONラジオ」（KBS京都）の月～水曜レギュラーを務めるほか、祇園花月にも出演。「5upよしもと」にも1stメンバーとして出演中。毎日午後10時からYNN（よしもとネタネットワーク）京都で、「京都っても良かった配信−！！！」（http://www.ynn47.jp/kyoto/）をユーストリームで生配信中。