旅するW座:日本初公開作品を無料上映 第1弾は仏映画「愛のあしあと」

「旅するW座」で上映される仏映画「愛のあしあと」の1シーン (C)Why not Productions
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「旅するW座」で上映される仏映画「愛のあしあと」の1シーン (C)Why not Productions

 WOWOWで放送中の「W座からの招待状」(WOWOWシネマ、日曜午後9時)の関連イベントとして、「旅するW座」と題して全国の単館系の映画館4館で無料の上映会を開催することが18日、明らかになった。第1弾の上映作品は日本初公開作品でカトリーヌ・ドヌーブさんが出演する仏映画「愛のあしあと」。同局での放送(13年を予定)に先がけて上映する。

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 「W座からの招待状」は、製作費の大小やヒットの規模によらない「最も見てもらいたい本物の映画」を厳選して放送している。「旅するW座」は、デジタル化の設備投資を行うことができず、苦境に陥っている地方の単館系映画館を応援することを目的に、各地の映画館で出張興行を行う番組の出張企画で、日本初公開の作品を先行無料上映する。

 「愛のあしあと」(クリストフ・オノレ監督)はパリ、プラハ、ロンドンを舞台にした母と娘の物語。ドヌーブさんとその娘で女優のキアラ・マストロヤンニさん、リュディビーヌ・サニエさんらが共演するフレンチミュージカル作品。60年代のパリで、マドレーヌはチェコ人のヤロミルと出会う。ヤロミルと結婚したマドレーヌはプラハに渡り、やがて娘のベラが誕生する。そして美しく成長したベラもロンドンで運命の男性と出会う……というストーリー。

 「愛のあしあと」は、第七芸術劇場(大阪市淀川区)で11月9、16日、シネマ尾道(広島県尾道市)で11月30日、12月7日、深谷シネマ(埼玉県深谷市)で12月14、21日、小倉昭和館(北九州市小倉北区)で13年1月11、18日に上映する。(毎日新聞デジタル)

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