谷原章介:白洲次郎から一転、ホームレス役 連続ドラマ初主演で「9キロ減量」

ドラマ「償い」の役作りで9キロ減量したという谷原章介さん
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ドラマ「償い」の役作りで9キロ減量したという谷原章介さん

 俳優の谷原章介さんが18日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたドラマ「償い」(NHK BSプレミアム)の完成試写会に登場。同作で連続ドラマ初主演を果たしたという谷原さんは「お話をいただいたときは、本当にうれしかった」と喜び、ホームレス役のため「9キロくらい減量した」と並々ならぬ気持ちで撮影に臨んだことを明かした。

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 谷原さんは、クランクイン1週間前まで同局のドラマ「負けて、勝つ」の撮影だったため、役のつながりから極端に体重を減すことができず、同ドラマ終了後、過酷な減量をスタートさせたという。3日間断食をして、1日食事をとり、再び2日間断食。次の日食事をとり、また1日断食というメニューで「1週間で7キロ弱やせた」と明かし、その後も炭水化物をとらず野菜だけの食事で「最終的に9キロ減量した」と語った。「負けて、勝つ」では、英国仕込みの紳士・白洲次郎を演じた谷原さん。前作から今作までの怒濤(どとう)の日々を「白洲次郎の流暢(りゅうちょう)な英語で鼻につく感じから、人生を転落した後の役どころ。急転直下な3カ月でした」と振り返った。

 「償い」は、矢口敦子さんのミステリー小説が原作。将来を嘱望されたエリート脳外科医だったが、ある出来事によって絶望し、ホームレスとなった日高英介。ある日、英介は、流れ着いた町でかつて自分が命を救った少年・草薙真人と出会い、父性を抱きはじめる。しかし英介は次第に、真人がその町で起こっている社会的弱者を狙った連続ナイフ殺人事件の犯人ではないかと疑いはじめる……という物語。芦名星さん、今井悠貴さん、下条アトムさんらが出演する。

 また、谷原さんは、ホームレス役を演じるにあたり、重い足取りや疲労感を出すために両足にウエートをつけていたという。「朝から晩まで、片足1.3キロのウエートをつけて撮影をしていました。そうしたところ、左ひざがちょっとおかしくなりまして……あー、無理はよくないなって思いました」と苦笑しながら、撮影の苦労を明かした。

 会見には、英介の妻・広恵と、日高が流れ着いた町の住人・堀田夕子の2役を演じた芦名さんも出席した。ドラマは、11月17、24日、12月1日の全3回。BSプレミアムで毎週土曜午後10時から放送。(毎日新聞デジタル)

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