NHK新人演芸大賞:「うしろシティ」が大賞 結成4年目で初戴冠 オリラジ、ジャンポケ抑え

「NHK新人演芸大賞」の演芸部門で大賞に輝いた「うしろシティ」
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「NHK新人演芸大賞」の演芸部門で大賞に輝いた「うしろシティ」

 若手芸人の登竜門といわれるお笑いコンテスト「平成24年度 NHK新人演芸大賞」が20日、東京都内で行われ、漫才やコントなどで競う演芸部門で、お笑いコンビ「うしろシティ」(松竹芸能)が大賞に輝いた。大賞が決まった瞬間、驚きの表情を浮かべた金子学さんは、「初めての賞なので、本当にうれしい」と語り、相方の阿諏訪泰義さんは拳を握りしめて喜びを表現した。落語部門では桂宮治さんが大賞を受賞した。

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 演芸部門本選に出場したのは「うしろシティ」「オリエンタルラジオ」「かまいたち」「銀シャリ」「さらば青春の光」「ジャングルポケット」「タイムボム」「ビーフケーキ」の8組。それぞれが5分以内のネタを披露し、タレントの渡辺正行さん、マンガ家の江川達也さんら5人の審査員の選考により、大賞が決定した。

 「うしろシティ」結成4年目のコンビで、コントを得意とする芸風。先日の「キングオブコント2012」(TBS系)の決勝にも進出したが5位という結果に終わった。今大会では、その「キングオブコント」でやる予定だったという美容室を舞台にした自信のネタを披露し、見事大賞を獲得。雪辱を果たした。今後の目標を聞くと、「旅番組がやりたいんですよ」とおちゃらけていたが、謙虚な一面も見せ、阿諏訪さんは「これを機に名前だけでも覚えてもらえれば」、金子さんも「演芸大賞をいただいといてそれかと言われないようにしたい」と気を引き締めていた。

 「NHK新人演芸大賞」は、同局の若手お笑いコンテストで、56年に開催された「NHK漫才コンクール」の流れをくむ演芸部門と、72年に開催された「NHK新人落語コンクール」の流れをくむ落語部門の2部門制で行われる。演芸部門は芸歴10年以下のプロの芸人が出場可能で、今年は東京と大阪で予選を開催し、合計261組が出場した。過去には「爆笑問題」「ブラックマヨネーズ」「NONSTYLE」「ジャルジャル」などが大賞に輝いている。

 「平成24年度 NHK新人演芸大賞」演芸部門の模様は、20日深夜0時50分~1時50分、NHK総合で放送予定。落語部門の模様は11月4日、午後3時5分から4時15分、NHK総合で放送予定(毎日新聞デジタル)

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