高橋愛:初の大河「平清盛」に大緊張 平家と兄の板ばさみになる経子役「つらすぎる」

NHK提供
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 NHK大河ドラマ「平清盛」に清盛の嫡男・重盛の妻・経子役で大河ドラマ初出演を果たした元「モーニング娘。」の高橋愛さん(26)がこのほどインタビューに応じた。「大河出演は人生で大きなこと。最初はめちゃくちゃ緊張していました」と笑顔で話す高橋さんに、役への思いや撮影中の様子などについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、平清盛(松山ケンイチさん)が武士の頂点に立ち、日本の覇者を目指す姿を描く。高橋さん演じる経子は、後白河法皇(松田翔太さん)の側近・藤原成親(吉沢悠さん)の妹で、平重盛(窪田正孝さん)の妻。重盛を支え、円満な家庭を築くが、「鹿ケ谷の陰謀」で兄・成親が清盛を裏切ると、平家と兄の板ばさみになる。

 高橋さんは大河ドラマ初出演について、「大河は小さいときからおじいちゃんとおばあちゃんと見ていました。(出演決定を)報告したのがおじいちゃんの誕生日で『いいプレゼントになった』といってもらったんです」と家族で喜んだようだ。また、高橋さんは「歴史が大好き」と話すが、同作に参加するまで、平清盛について「私が読んだ本には悪者のように書かれていたので、大嫌いだった」といい印象を持っていなかったという。しかし、撮影に参加すると印象が変わったようで「台本やいろいろな資料を読ませてもらって、今まで申し訳なかった、もっと勉強すればよかったと思いました。清盛は目先のことしか考えるのではなく、何年後かを見て動いている。尊敬しています」と清盛に対し、あこがれのまなざしを向ける。

 高橋さんが大河ドラマデビューを飾ったのは、6月に放送された第24回「清盛の大一番」の重盛との婚礼シーンで「とにかく緊張しました。すごい俳優の方が皆さんいらっしゃって、婚礼式なので、みんなこっちを見ているんです。皆さんが緊張をほぐそうとしてくれて助かりました。でも、映像を見直すと、緊張しているのが分かりますね……」と振り返った。撮影当初こそ緊張したものの「(27歳の)松山さんもそうですけど、(26歳の高橋さんと)年が近い共演者が多いので、ちょっと緊張がほぐれました」と撮影が進むにつれ、現場にすっかりなじんでいったようだ。

 共演シーンが多い夫・重盛役の窪田さんについては「年下(24歳)で、普段は少年みたいなんだけど、演技は『(高橋さんが)ついていきます!』となっている……。勉強させてもらっています!」と楽しそうに話す。平家と兄の板ばさみになるという難しい役どころについては、「いい奥さんだなと思う。ただ、なりたくはないですよね。(境遇が)つらすぎて……」と心痛の面持ちで、演じることの難しさを「言葉より表情の演技が多くて難しいですね。所作など学ばないといけないことがいっぱいありますし」と語る。

 最後に今後、時代劇で演じてみたい役を聞くと「経子は家にいるけど、戦いたいですね。立ち回りが好きなので、女の剣士にあこがれます」と明るく話していた。

 「平清盛」は、毎週日曜午後8時から放送。28日放送の第42回「鹿ケ谷の陰謀」では経子の運命を大きく変える事件が描かれる。(毎日新聞デジタル)

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