ソーシャルゲーム:業界団体発足 ドコモや、フジテレビなど50社参加へ DeNA社長は会見欠席

ソーシャルゲーム協会の会見に登場した(左から)中村伊知哉・事務局長(慶應義塾大学大学院教授)、田中良和・共同会長代表理事(グリー社長)、堀部政男・諮問委員会委員(一橋大学名誉教授)
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ソーシャルゲーム協会の会見に登場した(左から)中村伊知哉・事務局長(慶應義塾大学大学院教授)、田中良和・共同会長代表理事(グリー社長)、堀部政男・諮問委員会委員(一橋大学名誉教授)

 ソーシャルゲームの業界団体「ソーシャルゲーム協会(略称JASGA=ジャスガ)」が8日、発足した。グリーやDeNAなどのソーシャルゲーム業界だけでなく、NTTドコモやKDDI、フジテレビ、講談社、スクウェア・エニックスなどソーシャルゲームにかかわる50社が名を連ねる予定。

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 同協会は、3月にソーシャルゲームの利用環境の向上を目的にグリーやDeNAで作る「6社連絡協議会」が前身。これまで、ゲーム内のポイントを現金と交換する「リアル・マネー・トレード」の対策強化、景品表示法で禁止されている「カード合わせ(絵合わせ)」に当たる「コンプリートガチャ」についてのガイドラインの策定をした。テレビゲームの業界団体であるコンピュータエンターテインメント協会(CESA)と日本オンラインゲーム協会(JOGA)の企業の賛同を得て発足しており、今後も業界団体の自主規制や青少年に対する啓発活動などに力を入れていくという。

 同日開かれた会見には、協会の共同会長代表理事である田中良和・グリー社長は出席したが、同じ代表理事でライバル会社の守安功・DeNA社長が欠席するなど、足並みがそろわない点も見られた。DeNAとグリーは互いにソーシャルゲームで訴訟をかかえるなど厳しいライバル関係としても知られているが、中村伊知哉・事務局長(慶応義塾大学大学院教授)は「そこは事務局が汗をかかないといけないと考えている。競合があっても具体的な連携策を取り、しっかり前をみて進みたい」と話した。ソーシャルゲーム業界の課題について田中社長は「真摯(しんし)に対応したい。業界一丸として取り組む必要がある」と話していた。(毎日新聞デジタル)

 ◇参加予定企業(プラットフォーム事業者6社は除く)

アクセルマーク▽アリスマティック▽インデックス▽ウィルアーク▽ウインライト▽エディア▽enish▽NTTドコモ▽エミックエレクトロニック・アーツ▽エンタースフィア▽オルトプラス▽カヤック▽QuunApp▽gumiKLab▽クルーズ▽▽gloops▽グレンジ▽芸者東京エンターテインメント▽KDDI▽ゲームポット▽講談社▽コーエーテクモゲームス▽コナミデジタルエンタテインメント▽Cygames▽CyberX▽サイバード▽さくらソフト▽サムザップ▽シーエー・モバイル▽ジークレスト▽シリコンスタジオ▽スーパーアプリ▽スクウェア・エニックス▽セガ▽ソーシャルゲームファクトリー▽D2C▽ドリコム▽ネクソン▽バンダイナムコゲームス▽ビサイド▽フジテレビジョン▽ボルテージ▽マーベラスAQL▽モバリアル

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