週刊誌「週刊新潮」(新潮社)で40年以上続く名物企画「黒い報告書」のドラマ化第2弾「黒い報告書 女と男の事件ファイルII 仮面」(BSジャパン)が12月8日に放送されることが決まり、主演の石黒賢さんが合同取材会に登場した。石黒さんはドラマの中の1話のタイトルにもなっている「リア充」という言葉を知らなかったといい「娘に聞いたら『リアルが充実ってことでしょ』ってあっさり返されて」と照れながら明かした。
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石黒さんは「普段が充実しているからリア充と思わないのか、(主人公のように)仕事に忙殺されているから自分を省みることがないのか分からないけれど、改めてリア充と思ったことがないことが幸せなのか鈍感なのか分からないってこと自体が、幸せなのかなと思う。今はおかげさまで“リア充”です」と話した。
「黒い報告書」は、実在の事件をヒントに、人気作家たちがつづった“欲望と殺意の物語”で、40年以上にわたって週刊新潮に連載されてきた人気企画。ドラマは石黒さん演じる「黒い報告書」の担当編集者・真田淳一が女性作家とともに二人三脚で事件を取材しながら小説を練り上げていく社会派サスペンス。ドラマは、岩井志麻子さん原作の「リア充の女」(深作健太監督)とオリジナル作品「見つめる女」(篠原哲雄監督)の2本立てで、女優の広田レオナさん、京野ことみさんが女性作家役でゲスト出演する。
石黒さんは「今回共演する広田さんとはデビュー以来29年ぶりの共演で、10代のころの自分を知っている人と会うのは恥ずかしかった。同窓会のようでした」と語った。ドラマの撮影は実際の週刊新潮編集部で行われたといい、石黒さんは「場所が持つ気のようなものを感じました。編集部にはテレクラのような電話がある小部屋がたくさんあって、そこでほかの記者にも聞かせられないような話をするのかなあとか(想像して)。本物の場所でやらせてもらってインスパイアされましたね」と撮影を振り返っていた。
ドラマはBSジャパンで12月8日午後9時~10時55分放送。(毎日新聞デジタル)
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