槇原敬之:「泣いちゃいました」と感涙 「1万人の第九」にシークレット出演

MBS提供
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 シンガー・ソングライターの槇原敬之さんが2日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開催された「第30回サントリー1万人の第九~歌のある星へ~」の第1部にシークレットゲストとして出演。盲目のピアニスト・辻井伸行さんの伴奏で、会場の森山良子さんと1万人の合唱団、さらに東北会場の平原綾香さんも加わり、槇原さんの代表曲「世界に一つだけの花」を歌い上げた。槇原さんは「辻井さんのピアノと(森山)良子さんの歌で自分が出ることを忘れるくらい感激」と出演を喜び、「最後は感動して泣いちゃいました」とコメントした。

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 「サントリー1万人の第九」は、83年に始まった年末恒例の世界最大規模の合唱コンサートで、今年で30回目。第1部は過去に出演したこともある森山さんが名曲「涙そうそう」など2曲を、今回が初出演となる辻井さんがラフマニノフのピアノ協奏曲を披露。昨年から設けられた東北会場には、3年連続出場の平原さんが駆けつけた。第2部では、総勢約120人のオーケストラの演奏で、大阪会場と東北会場の全員が、ベートーベンの「交響曲第9番」第4楽章を大合唱した。

 総監督・指揮を務めた世界で活躍する指揮者の佐渡裕さんは「30年目の節目の役目を終えてホッとしています。大きなプレッシャーも感じながら、この30回を作り上げていく1年間が楽しかった」と安堵(あんど)し、「音楽をする以上の大きなイベントになった」と充実の思いを語った。シークレットゲストの槇原さんについては「言いたくて仕方がなかった。(演出が)うまくいくか賭けだったんですが、マッキーが出て来たときに盛り上がって、私が一番喜んでいたかもしれません!」と笑った。槇原さんは「僕が出てきたときに『うお~』と、まるで黒潮のような歓声が来て、うれしかった」と振り返り、第九については「悲しいことや穏やかなことやいろいろなことがあって喜び、幸せを表している曲なんだな」と感激していた。(毎日新聞デジタル)

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