家政婦のミタ:新作の可能性も? 大平P「待望論盛り上がれば……」

「家政婦のミタ」再放送時の新映像の収録を行った阿須田家の4姉弟役の本田望結ちゃん(手前)、(後列左から)忽那汐里さん、綾部守人さん、中川大志さん
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「家政婦のミタ」再放送時の新映像の収録を行った阿須田家の4姉弟役の本田望結ちゃん(手前)、(後列左から)忽那汐里さん、綾部守人さん、中川大志さん

 女優の松嶋菜々子さんが冷徹な家政婦を演じ、最高視聴率40%を記録した連続ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)でプロデューサーを務めた日本テレビの大平太チーフプロデューサー(CP)が7日、16日からの本編の再放送(関東ローカルのみ)時に流される新映像の収録会見で、続編制作の可能性に言及した。新作などの制作について聞かれた大平CPは、「ないでしょうね。だからいいんでしょうね。完結はしてると思います」と否定したものの、「でも、すごくいっぱい見てもらって、待望論がまた盛り上がれば別かもしれないですけど。回線がパンクするくらい『また作ってよ』っていう声があればね」とも話した。

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 新映像の収録では、阿須田家の4姉弟として出演した忽那汐里さんら4人がほぼ1年ぶりに集結。身長も伸び、顔つきも大人らしく成長した中川大志さん、綾部守人さんの“弟"2人に、忽那さんは「成長期まっただ中で、見た目だけでも時がたったんだなって実感しました」としみじみ。次女役の本田望結ちゃんは「1年ぶりにみんなと会えて楽しかったし、すごくうれしい気持ちです」と再会を喜んでいた。

 映像では、忽那さん、望結ちゃん、中川さん、綾部さんの4姉弟が、その回のダイジェスト映像を見て当時を振り返り、当時は語られなかったエピソードなども明かすといい、各話の前などに1話あたり4分程度、特別編と最終話の間では12~13分程度のものになるという。再放送は16日午後2時から第1話と第2話を放送。3話以降は平日午後の「ドラばらっ!」枠で放送される予定。

 大平チーフプロデューサーは「今日の撮影は本編と同じスタッフで、お願いしてない人まで来ていて同窓会みたいでしたね。4人とも本当に成長していて、話す内容も本当にしっかりしていて」と目を細め、「とってもいい温かいコーナーが毎日付くので、これも楽しみにしてほしい。これだけ支持された秘密に触れてもらえたら」とアピールした。

 「家政婦のミタ」は、松嶋さん演じるスーパー家政婦の三田灯(みた・あかり)が、母親を亡くし、4人の子供と父親が家庭崩壊の危機に直面している阿須田家に派遣され、さまざまな問題に直面するというストーリー。ちょっと頼りない阿須田家の4児の父・恵一を長谷川博己さん、長女の結を忽那さん、長男の翔を中川さん、次男の海斗を綾部さん、末っ子の希衣を望結ちゃんがそれぞれ好演した。

 業務命令なら「承知しました」の一言で犯罪行為に及ぶまでなんでもやってしまう三田の振り切れたキャラクターが受け、平均視聴率は初回から19.5%と高く、回を重ねるごとに話題を集め、最終回は、今世紀の連続ドラマでは最高の40%を記録。全11話の平均視聴率も25.2%という驚異的な数字をたたき出した。(毎日新聞デジタル)

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