まほろ駅前番外地:「7年ぶりにテレビ買う」と原作者・三浦しをんも太鼓判

ドラマ「まほろ駅前番外地」の第1話を鑑賞した原作者の三浦しをんさん=テレビ東京提供
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ドラマ「まほろ駅前番外地」の第1話を鑑賞した原作者の三浦しをんさん=テレビ東京提供

 俳優の瑛太さんと松田龍平さんが出演して人気を博した映画「まほろ駅前多田便利軒」(11年4月公開)の原作者で作家の三浦しをんさんがこのほど、続編として13年1月からテレビ東京系で放送される連続ドラマ「まほろ駅前番外地」を鑑賞した。放送に先駆けて、第1話を鑑賞した三浦さんは、「とってもおもしろいです!(瑛太さん、松田さん演じる)多田と行天、まほろの町に住む人々の、ゆる~くデンジャラスな日常を、わくわくしながらのぞき見する気分になれます」と太鼓判。「大根仁監督が描きだす、かっこよくて、ちょっとまぬけで、愉快な『まほろ』の世界を、どうぞお楽しみに! 私も7年ぶりぐらいにテレビを買って、放映に備えます!」と呼びかけている。

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 三浦さんは76年生まれ、東京都出身。早稲田大学第1文学部卒。00年に就職活動をテーマとした「格闘する者に○」でデビュー。05年に「私が語りはじめた彼は」が山本周五郎賞候補、「むかしのはなし」が直木賞候補となり、06年に「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞を受賞した。12年4月には小説「舟を編む」で2012年本屋大賞を受賞している。

 今回の連続ドラマは、「~多田便利軒」の外伝「まほろ駅前番外地」が原作となっている。東京郊外にある架空の都市「まほろ市」で便利屋を営む多田と、多田の元で居候を始めた高校時代の同級生の行天の痛快で心温まる物語。ドラマでは、映画と同じく、まじめでしっかり者の多田を瑛太さん、ひょうひょうとしてつかみどころのない行天を松田さんが演じ、毎回、2人が奇天烈(きてれつ)な依頼を解決していく1話完結のストーリー。2人の背景を感じさせる人間ドラマも描かれるといい、映画「モテキ」の大根監督が演出・脚本を手がける。

 映画で印象的な役を好演した大森南朋さん、松尾スズキさん、高良健吾さん、岸部一徳さんらが同じ役で引き続き出演するほか、ドラマ版には真木よう子さん、臼田あさみさん、川村ゆきえさん、新井浩文さん、黒木華さんらが出演する予定。

 ドラマ「まほろ駅前番外地」は、13年1月11日スタートで、毎週金曜深夜0時12分~放送。(毎日新聞デジタル)

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