清原和博&桑田真澄:大みそか特番で18年ぶり“KK対決”

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 元プロ野球選手でPL学園高校の“KKコンビ”の清原和博さんと桑田真澄さんがこのほど、大みそかの31日にTBS系で放送される特別番組「大晦日スポーツ祭り!KYOKUGEN2012 史上最大の限界バトル」の企画で、埼玉・西武ドームで野球対決に挑んだ。2人が野球で真剣勝負を繰り広げるのは、94年の日本シリーズ以来約18年ぶり。「息子にホームランを見せたい」という清原さんの思いに、桑田さんが応える形で実現した。

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 08年には現役引退したばかりの桑田さんが、オリックス(当時)の清原さんの打撃投手を務めたことはあったが、野球での真剣勝負は、清原さんが桑田さんから2試合で3本のホームランを放った94年の日本シリーズ以来。今回は、桑田さんが投じる渾身のボールを、清原さんがスタンドにたたき込めるかという本気の勝負で、清原さんは数カ月前から1日6時間のトレーニングを重ね、体重も20キロ近く減量。対する桑田さんも、「やるからには打たせるわけにはいかない。三振を狙います!」と体を鍛え直してきた。

 勝負の舞台は、清原さんが94年の日本シリーズで桑田さんから本塁打を放った西武ドーム(当時は西武球場)。この日の冷え込みは厳しく、グラウンド上は気温1度という過酷なコンディションの中、巨人のユニホームを着た桑田さんがマウンド、西武のユニホーム姿の清原さんがバッターボックスに立ち、18年ぶりの真剣勝負はスタートした。桑田さんが変化球を織り交ぜながら、最速129キロを記録すれば、2週間前に番組収録で左手小指を骨折しながらも強力な痛み止めを打って強行参加した清原さんも、家族が見守る中で、桑田さんのボールに食らいついていく……。

 対決を終えた桑田さんは「引退して5年になりますけど、朝起きた時から、現役時代と同じような緊張感もありましたし、彼が打席に入った時の雰囲気やオーラは現役時代と変わらなかった。いい勝負ができて感謝してます」とコメント。清原さんは「想像以上の球やったんで、途中で心が折れかけました」と苦笑いだったが、桑田さんは「いい振りしてるな、あんまりブランクを感じないなと思いました」と健闘をたたえあった。

 「見届け人」として、2人の真剣勝負に立ち会った番組総合MCのビートたけしさんは、「最初はお遊びというか、名球会的なものかと思ってたけど、練習を見てたら、『こりゃあ本気だ』『すごいぞ、これは』と驚いた。結末は言えないけど、映画じゃこういうことにはならないだろうね。見事な台本ができたというか、こんな台本は書かないと思うくらいすごい」と大絶賛していた。

 「大晦日スポーツ祭り! KYOKUGEN2012~史上最大の限界バトル~」は、31日午後8時から5時間半にわたって放送予定。たけしさんが総合MC、「爆笑問題」の2人がMCを務め、ボクシングの井岡一翔選手の世界戦中継をはじめ、さまざまなアスリートたちの挑戦企画を放送。スタジオにはロンドン五輪メダリストたちを迎えてトークを展開する。(毎日新聞デジタル)

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