萩本欽一:日テレグループ・ライフビデオ社の取締役に就任 土屋敏男代表と固い握手

ライフビデオ社の取締役に就任した萩本欽一さん(右)と同社の土屋敏男・代表取締役ディレクター
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ライフビデオ社の取締役に就任した萩本欽一さん(右)と同社の土屋敏男・代表取締役ディレクター

 コメディアンの萩本欽一さんが、日本テレビのグループ会社「LIFE VIDEO(ライフビデオ)」社の取締役に20日付けで就任するすることが明らかになった。萩本さんは、同社のビデオの制作、販売事業に助言と協力をするほか、依頼主の要望によっては、ビデオに自ら出演することもあるといい、同社の土屋敏男・代表取締役ディレクターと固い握手を交わしている。

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 同社は今年7月に設立。バラエティー番組「電波少年シリーズ」の“T部長”として知られる土屋さんが「あなたの人生のビデオ」をコンセプトに依頼主の幼少期から現在までの写真や映像に、同社所蔵のアーカイブ映像や生まれた日の新聞、本人のインタビューを交えて映像編集した「ライフビデオ」を提供している。

 萩本さんの取締役就任は、25年の付き合いという土屋さんと食事をした際に、同社の事業コンセプトに賛同し、「なんでもするよ」と発言したためで、萩本さんは「『たった1人のため』にテレビを制作する点が『新しいテレビのカタチ』だと思った。テレビの世界の『初めてのこと』にはぜひ参加したいと思い(取締役就任を)快諾した」と説明。「依頼人が望めばだが、自分がライフビデオに出演することも考えたい。テレビで長年自分を応援してくれてきた人たちに“恩返し”をしたい気持ちがある。もしかしたら100年先まで残るかもしれないさまざまな人たちのライフビデオの中に、その人の歴史と一緒に僕の歴史も残してくれるかもしれない」と期待を寄せている。

 土屋さんは「30代の最初に欽ちゃんの番組に参加させてもらってから、ずっと師匠だと思ってきた人に自分が考えた事業に共感してもらって参加してもらえるのは、とてもうれしい」と話している。なお、萩本さんは同社に利益が発生するまでは無報酬といい「1年で10倍、5年で100倍にして『ライフビデオビル」を建て、もうかるようになったら報酬をもらいたい」と話しているという。(毎日新聞デジタル)

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