注目ドラマ紹介:「最高の離婚」 瑛太主演 30代の結婚観描くラブコメディー

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 俳優の瑛太さんが主演を務める連続ドラマ「最高の離婚」(フジテレビ系)が10日、放送をスタートする。瑛太さんと、尾野真千子さん、真木よう子さん、綾野剛さんが2組の30代の夫婦を演じ、そこから「結婚とは何か」「夫婦とは何か」「家族とは何か」を軽快に描くラブコメディー。

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 瑛太さんは、2年前に結婚したものの妻とけんかが絶えない30歳のサラリーマン濱崎光生を演じる。「つらい」が口癖で、性格は神経質で人付き合いが苦手。大ざっぱな性格の妻にいつも不満を抱いているという役どころ。その妻・結夏を尾野さんが演じる。結夏は明るくておおらかな性格で光生とは正反対。なんとなく恋に落ちた気がしてそのまま一緒に暮らし始め、結婚するが、きちょうめんな光生と合わないと実感し、ある出来事がきっかけで、離婚届を出してしまう。

 また、光生の元彼女で現在はアロママッサージ店を経営する上原灯里を真木さん、その夫・諒を綾野さんが演じる。灯里は自分に優しい諒が大好きだが、諒は灯里と結婚した後も、複数の女性と付き合っており、本当は誰を愛しているのかわからなくなっている。

 この2組の夫婦が交流を持ちながら、結婚と離婚のはざまで成長していく様子が描かれる。脚本は坂元裕二さんが担当。瑛太さんと坂元さんのタッグは、11年放送の連続ドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)以来、2度目となる。そのほか、八千草薫さん、市川実和子さん、芹那さん、小野ゆり子さん、松尾論さんらが出演する。

 第1話は、東日本大震災がきっかけで結夏(尾野さん)と結婚した光生(瑛太さん)だが、性格が合わないと不満を抱え、行きつけの歯医者で愚痴をこぼしていた。ある日、ふとしたことがきっかけでいつもの口論に発展。2人は勢いで離婚届を書いてしまう。後日、野球で腰を痛めた光生は、何とかたどり着いたアロママッサージ店で元恋人の灯里と再会し、浮かれるが……というストーリー。

 主題歌は桑田佳祐さんの「Yin Yang(イ ヤン)」が起用された。エンディングで、タキシードを着用した瑛太さんと綾野さん、ドレスを着た尾野さん、真木さんが、同曲にのせて、ドラマ本編の世界観とは異なる夢の中の世界で入れ代わり立ち代わり、妖艶なダンスを披露する映像も見どころの一つ。ストーリーに合わせて、エンディングの映像が毎週少しずつ変わっていく点にも注目だ。10日から毎週木曜午後10時放送。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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