MD松尾の月間ヒット予測：「ドラクエ7」が圧倒的　13年2月

　「ヒット解析」でおなじみ、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さんが、その経験と綿密な調査で、月間ランキングを大胆に予測する月1回の企画「MD松尾の月間ヒット予測」です。

あなたにオススメ

朝ドラ「ばけばけ」徹底特集！　高石あかりがヒロインに

　12年の2月は例年と比べてもかなり厳しい月でした。もともと2月はものが売れる時期ではないのですが、月内20万本以上を売り上げるようなビッグタイトルがなかったこともあって、ハードの売れ行きも良くありませんでした。

　一方、今年の2月は12年の倍以上、例年と比べてもかなり高い売り上げが期待できそう。初めてリメークされる「ドラゴンクエスト7」（3DS、スクウェア・エニックス）を筆頭にパワフルなタイトルがそろっています。なお、2月28日発売の新作は、発売日1日分の集計になるため、順位が下になっていますが、「マクロス30　銀河を繋ぐ歌声」（PS3、バンダイナムコゲームス）、「シャイニング・アーク」（PSP、セガ）など注目作も多いですね。

　ソフトの売り上げで間違いなく断トツなのは「ドラゴンクエスト7」でしょう。DS版の「9」は、すれ違い通信を活用したシステムで社会現象になりましたが、今回の「7」もすれ違い通信を活用。初動だけでなく、口コミ効果による息の長い販売を記録するでしょう。この機会に3DSを買う、もしくは3DSから3DS LLに買い替えるお客さんも多いのではないでしょうか。

　2位とみているのが「メタルギア ライジング リベンジェンス」（PS3、コナミデジタルエンタテインメント）です。シリーズのファンだけでなく、本格的なアクションゲームとして新規ユーザーの取り込みにも期待したいところ。先行配信されている体験版の評判も上々で、TSUTAYAでも無料レンタルを実施する予定です。

　続くのはナンバリングタイトルとしては、2年ぶりの新作となる「真・三国無双7」（PS3、コーエーテクモゲームス）か。新キャラクターも加わって熱心なシリーズファンの注目を集めています。

　◇13年2月のヒット予測

1位　ドラゴンクエスト7　エデンの戦士たち（3DS）

2位　メタルギア ライジング リベンジェンス（PS3）

3位　真・三国無双7（PS3）

4位　レイトン教授と超文明Aの遺産（3DS）

5位　とびだせ　どうぶつの森（3DS）

6位　ファンタジーライフ（3DS）

7位　マクロス30　銀河を繋ぐ歌声（PS3）

8位　デジモンアドベンチャー（PSP）

9位　シャイニング・アーク（PSP）

10位　DMC　デビル メイ クライ（PS3）

　◇参考資料 12年2月売り上げ結果（TSUTAYA調べ）

1位　幻想水滸伝　紡がれし百年の時（PSP）

2位　バイナリー ドメイン（PS3）

3位　シアトリズム ファイナルファンタジー（3DS）

4位　ナルティメットストームジェネレーション（PS3）

5位　牧場物語　はじまりの大地（3DS）

6位　モンスターハンター3G（3DS）

7位　バイオハザード リベレーションズ（3DS）

8位　テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ（PSP）

9位　マリオカート7（3DS）

10位　ソウルキャリバー5（PS3）