カナダ人作家ヤン・マーテルさんによる小説を、「ブロークバック・マウンテン」(05年)や「ラスト、コーション」(07年)などで知られるアン・リー監督が映像化した「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」が25日から全国公開された。3D上映(一部を除く)もされ、今年の米アカデミー賞では作品賞をはじめとする11部門にノミネートされている話題作だ。
あなたにオススメ
朝ドラ:来年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
映画は、1人のカナダ人ライター(レイフ・スポールさん)が、小説のネタを求めてモントリオール在住のインド系カナダ人パイ・パテル(イルファン・カーンさん)の自宅を訪ねるところから始まる。すると、パイの口からは、16歳のパイ(スラージ・シャルマさん)は、乗っていた貨物船が沈没、ベンガルトラの“リチャード・パーカー”とともに救命ボートで約8カ月に及ぶ漂流生活の末、生還したという信じられない体験談が語られ始めたのだった……。
映画の前半は、誕生から少年期までのパイの生い立ちや、両親のこと、父親が経営する動物園のことなどについて費やされ、おおむね平和でほほえましいエピソードが続く。ところが、一家がインドからカナダへの移住を決め、貨物船に乗りマニラを出航した途端、物語は暗転する。そこから先は、かろうじて助かったパイとリチャード・パーカーが、救命ボートで大海原を漂いながら生き延びる様子が、延々と描かれていく。
そう書くと退屈しそうと思われそうだが、青色に輝く巨大クジラの出現や無数のトビウオの襲来といった“事件”がところどころで用意されており、その都度、映像マジックに驚かされる。また、ボートが水に揺れる感覚や、星がまたたく夜空の美しさは、3D上映によって一層際立つ。その一方で、サバイバルにとどまることなく、考えさせられるラストを用意し、リー監督いわく、「物語を伝えることの価値、物語を人と共有することの意味」についても説いている。どうやって調教したのだろうと感心するほどリアルなコンピューターグラフィックス(CG)で生み出されたリチャード・パーカーの描写が、この映画を他の作品より頭一つ優れた作品に押し上げている。25日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
カナダ人俳優のライアン・ゴズリングさんが主演するSF大作映画「プロジェクト・へイル・メアリー」(フィル・ロード監督・クリストファー・ミラー監督、3月20日公開)の日本版で、ゴズリ…
人気格闘ゲーム「ストリートファイター」をハリウッドで実写映画化した「ストリートファイター/ザ・ムービー」(キタオ・サクライ監督)が、10月16日に全世界同時公開されることが分かっ…
北山宏光さんが、ホラー映画「氷血」(内藤瑛亮監督、2026年夏公開)で主演を務めることが分かった。北山さんは7年ぶりの映画出演で今作がホラー映画初主演となる。「氷血」は、雪に閉ざ…
俳優の唐沢寿明さん主演、堤幸彦監督がメガホンをとる映画「ミステリー・アリーナ」(5月22日公開)に、芦田愛菜さん、三浦透子さん、鈴木伸之さん、トリンドル玲奈さん、奥野壮さん、宇野…
俳優の水谷豊さんが企画・監督・脚本・プロデュース・主演と“1人5役”を担う映画「Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)~小さな幸せ~」が4月24日に公開されるこ…