ABCお笑いグランプリ:ジャルジャルが悲願の優勝 「10年間頑張ってきて良かった」

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 お笑い芸人の新人王を決める「第34回ABCお笑いグランプリ」の決勝戦が27日、朝日放送系列で生放送され、お笑いコンビ「ジャルジャル」が優勝した。後藤淳平さんは「(前に出場したときは)優秀新人賞で終わったんです。最優秀賞が取れずじまいで、それがずっと心残りだった。やっとグランプリが取れたというのは本当に感無量」、福徳秀介さんは「今回ようやく10年目にしてグランプリをもらえることができて非常にうれしいです。10年間頑張ってきて良かったなと思いました」と喜びをにじませた。

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 後藤さんは84年3月20日生まれ、大阪府出身。福徳さんは83年10月5日生まれ、兵庫県出身。03年にコンビを結成し、08年の「ABCお笑い新人グランプリ」では優秀新人賞を受賞している。もうすぐ第1子が誕生するという後藤さんは、優勝賞金の300万円で「最高級のベビーカーを買ってあげます」と話し、一方福徳さんは「実家の雨漏りがひどいので、それを直そうかと思います」と話して笑いを誘っていた。

 「ABCお笑いグランプリ」は、デビュー10年以内の新人を対象に、漫才やコント、落語などジャンルを問わず「お笑い新人統一王座」を決める大会。優勝賞金は300万円。前身の「ABCお笑い新人グランプリ」では、これまでにお笑いコンビ「ダウンタウン」「ナインティナイン」らがグランプリを受賞している。今回は史上最多となる524組がエントリーし、これまで勝ち残った9組が決勝に出場。プレゼンターをWBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔選手と女優の河北麻友子さん、司会をお笑いタレントの藤井隆さんが担当。審査員はお笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆきさん、板尾創路さん、陣内智則さん、太平サブローさん、渡辺正行さんが務めた。(毎日新聞デジタル)

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