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おしん:映画版母親役に上戸彩 主役は新人子役の濱田ここね

映画

 83年にNHKの朝ドラで放送され、テレビドラマ史上過去最高の視聴率62.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した伝説のドラマ「おしん」の映画化が決定し、5日、東京都内で行われた製作発表会見で主要キャストが発表された。主人公の谷村しん役には、約2500人の中から選ばれた宮崎県出身の新人、濱田ここねちゃん(8)、テレビ版で泉ピン子さんが務めたおしんの母・ふじ役は女優の上戸彩さんが演じる。泉さんや岸本加代子さん、ガッツ石松さんらも出演する。10月公開。

 製作発表会見で泉さんと登場した上戸さんは、「たくさんの女優さんのいる中で私を選んでくださった皆さんに本当に感謝するとともに、ものすごくプレッシャーを感じています」と心境を告白。「まだ早いんじゃないかとか、母親に見えないだろうとか、たくさん言われるのは目に見えているのですが、ピン子さんにも『命を懸ければ大丈夫だよ、あなたならできる』と素敵なアドバイスをいただいたので、命を懸けて演じていきたいと思います!」と力強く宣言。泉さんも「彩ちゃんにやってもらってうれしい。一生懸命やればきっといいものになると思う」とエールを送った。

 「おしん」は、脚本家の橋田壽賀子さん原作のテレビドラマ。NHK朝の連続テレビ小説で83年から1年間(全297話)放送され、同年11月12日の放送で記録した平均視聴率62.9%はテレビドラマで過去最高で、期間平均視聴率も52.6%(同)を記録している伝説のドラマ。約100年前、山形県の寒村に生まれ、苦難を強いられても決して負けることなく生きる女性・おしんを描き、世界86の国と地域でも放送されるなど人気を集めた。

 映画版では、おしんの少女時代に焦点を当て、山形県の厳しくも雄大な自然の中で、数々の困難にぶつかりながらも、家族を思い、ひたむきに、愛らしくおしんが成長する姿を描く。原作は橋田さんで、30年前のドラマ脚本を基に新しいドラマを紡ぐ。08年、「あの空をおぼえてる」でフランスKINOTAYO映画祭グランプリを受賞した冨樫森監督がメガホンをとる。

 この日発表されたキャストは、上戸さん、濱田さんのほか、おしんの最初の奉公先となる中川材木店・奉公人、つね役を岸本加世子さん、2番目の奉公先となる加賀屋・若奥様、みの役を小林綾子さん、加賀屋・主人、清太郎役を乃木涼介さん、おしんの祖母、なか役を吉村実子さん、脱走兵、俊作役を満島真之介さん、炭焼き老人、松造役をガッツ石松さん、加賀屋・大奥様、くに役を泉ピン子さんが演じることが発表された。

 会見には、上戸さん、泉さんのほか、ここねちゃん、橋田さん、冨樫監督も出席。橋田さんは「今になってまた『おしん』ができるのは本当に感無量です。今の方たちにこういう先祖がいたんだと知ってほしい」とあいさつ。現在のいじめ問題についても言及し、いじめに負けないでという単純なメッセージもあっていい」と作品にかける思いを明かした。

 半年かけて行われたオーディションで、見事おしん役を射止めたここねちゃんは役衣装で登場。ほおを赤くしながら「おしん役を一生懸命がんばります」とあいさつした。同オーディションの最終審査にも参加したという泉さんが「浴衣を着たときにピッタリだと思った」と絶賛すると、ここねちゃんは照れ笑いしていた。

 冨樫監督は「(テレビ版の)名場面はどうしても出てくるが、エピソード集ではなく、おしんとお母さんを核にしていきたい」と話した。撮影は2月中旬から山形県でのオールロケーションで行われ、10月公開予定。(毎日新聞デジタル)

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