TBS:対花粉症の切り札「無花粉スギ」開発者を紹介 10日放送「夢の扉+」で

10日放送「夢の扉+」の一場面=TBS提供
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10日放送「夢の扉+」の一場面=TBS提供

 国民の5人に1人が発症しているといわれる花粉症との闘いに終止符を打つ“切り札”として注目されている「無花粉スギ」を開発した富山県森林研究所・斎藤真己さん(41)の生き様を追ったドキュメンタリー番組「夢の扉+」(TBS系)が10日午後6時半から放送される。斎藤さんは、林業にも適した優良でかつ無花粉のスギを、種子から大量生産する技術を国内で初めて確立し、約5000本の苗木を育てて昨秋、植林にこぎ着けた。

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 「夢の扉+」は、熱い志と深いビジョンを持って社会を切り開く日本人たちを紹介するヒューマンドキュメンタリー番組。俳優の中井貴一さん、坂口憲二さん、向井理さんの3人が、交代でナレーターを務めている。

 20年前に富山市内で偶然発見された花粉が全く飛ばない1本のスギの木から、当時、斎藤さんが所属していた大学院の農学研究室で無花粉のスギを作るための共同研究がスタート。「絶対に世の中に役に立つ」と信じて、就職後もスギの研究に没頭した斎藤さんは、全国各地からスギの優良品種の花粉330品種の花粉を取り寄せ、1種ずつ無花粉スギと交配させ、ついに「無花粉になる遺伝子」を持つ品種を発見した。

 「夢の扉+」は毎週日曜午後6時半に放送。10日の放送では、無花粉スギの開発にかけた斎藤さんの20年間を紹介する。(毎日新聞デジタル)

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