MD松尾のヒット解析:「ドラゴンクエスト7」期待通りのヒット

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 「ドラゴンクエスト7」(3DS、スクウェア・エニックス)が期待通りの素晴らしい売れ行きを記録しました。これまでの「4」「5」「6」のリメーク作は、購買層が20代に集中していたのですが、今回の「7」は10代から40代まで幅広い層を取り込めています。購買層の広がりもあって、売り上げもリメーク作では最高だった「6」を上回っています。

 ◇今週の動き

 「ドラゴンクエスト7」、「とびだせ どうぶつの森」(3DS、任天堂)、「ファンタジーライフ」(同、レベルファイブ)の上位勢は変わらないでしょう。来週21日には期待作「メタルギア ライジング リベンジェンス」(PS3、コナミデジタルエンタテインメント)がついに発売されるので、売り場でも重点的にアピールしています。

 ◇ランキングは次の通り。(4~10日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 ドラゴンクエスト7(3DS)

2位 とびだせ どうぶつの森(3DS)

3位 ファンタジーライフ(3DS)

4位 太鼓の達人Wii 超ごうか版(Wii)

5位 DmC デビルメイクライ(PS3)

6位 モンスターハンター3G(3DS)

7位 デモンゲイズ(Vita)

8位 プレイステーション オールスター・バトルロイヤル(PS3)

9位 ヒットマン アブソリューション(PS3)

10位 ヒーローズバーサス(PSP)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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