第55回グラミー賞：FUN．が主要部門で2冠　JTとジェイ・Zなど豪華コラボが続々

　米国最大の音楽授賞式「第55回グラミー賞」の授賞式が11日（現地時間10日）、米ロサンゼルスで開催され、主要4部門を含む6部門でノミネートされて話題となっていた米ロックバンド「FUN．」が最優秀新人賞と年間最優秀楽曲を受賞し、主要部門で2冠を達成した。また、米歌手のジャスティン・ティンバーレイクさんや米ラッパーで実業家のジェイ・Zさん、英歌手のスティングさん、バルバドス出身の歌手のリアーナさんら豪華アーティストがパフォーマンスを繰り広げた。

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　主要4部門を制したのは、「FUN．」のほか、年間最優秀アルバムの英ロックバンド「マムフォード＆サンズ」と年間最優秀レコードの豪のシンガー・ソングライターのゴティエさん。ほかにも、ジェイ・Zさんや音楽プロデューサーのカニエ・ウェストさん、米エレクトロ系アーティストのスクリレックスさんが3部門を受賞した。また、米ロックバンド「ザ・ブラック・キーズ」が最優秀ロックアルバムなど3部門を獲得したほか、同バンドのダン・オーバックさんが最優秀プロデューサーに輝いた。

　パフォーマンスで注目が集まったのは、グラミー賞では4年ぶりのライブとなったティンバーレイクさんで、新曲「Suit＆Tie」を披露したほか、サプライズでジェイ・Zさんがゲストとしてステージに登場。米歌手のブルーノ・マーズさんとスティングさん、リアーナさんらの共演にも大きな歓声が上がった。さらに、授賞式の司会を務めた米ラッパーの LLクールJさんは、米ヒップホップグループ「パブリック・エナミー」のチャックDさんや米ロックバンド「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」のトム・モレロさんらの共演も実現した。

　WOWOWでは、授賞式の模様を生中継し、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんとタレントのジョン・カビラさんが案内役、女優の忽那汐里さんが現地でナビゲーターを担当。会場の模様をリポートした忽那さんは「大ファンのジャック・ホワイトさんにインタビューができて本当によかったです。繊細そうな感じがとにかくすてきで、多くを語らないところもロックアーティストらしくて最高でした」と喜びのコメントを寄せている。

　「第55回グラミー賞授賞式」の模様はWOWOWライブで、3月30日午後9時15分からリピート放送される。（毎日新聞デジタル）