映画「ジャックと天空の巨人」に登場する“ブサイク顔”の巨人4人の日本語吹き替え版の声優を、お笑いコンビ「スリムクラブ」の真栄田賢さん、「千原兄弟」の千原せいじさん、「博多華丸・大吉」の博多華丸さん、「南海キャンディーズ」の山里亮太さんがそれぞれ担当することが22日、明らかになった。起用理由は、“顔”だといい、ロン毛が特徴のわな仕掛けの巨人・フィー役を担当する真栄田さんは、「巨人の中では僕が一番似てると思います。事務所に不満がある感じの目なんか特に。なんだか愛着わきますよ」とユーモアたっぷりにコメントしている。
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映画は、イギリスの民話「ジャックと豆の木」と「Jack the Giant Killer」をベースに、「X−MEN」シリーズのブライアン・シンガー監督が手掛けた3Dアクションアドベンチャー。主人公・ジャック(ニコラス・ホルトさん)と、かつて住んでいた地上を取り戻そうと人間界に足を踏み入れた巨人たちとの戦いを描く。吹き替え版では、ジャックをタレントのウエンツ瑛士さん、プリンセス・イザベルを平愛梨さん、巨人のファロン将軍をお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんが担当する。
フィー役を真栄田さんが担当するほか、食料が少なくストレスではげたといううわさを持つくいしんぼうの巨人・ファイ役を千原さん、自称巨人界のイケメン・フォー役を博多さん、リーダーの座を狙う腹黒い面を持つでしゃばり巨人・ファム役を山里さんが担当する。
千原さん、博多さんから「(フィーと)顔がそっくり」と絶賛された真栄田さんは、「『こいつはこいつで生きてるんだぞ!』というのを出せるようにアフレコに挑みました」とにっこり。「今度は、ぜひ相方の内間(政成さん)も使ってください。川のせせらぎの叫びとか、彼の持っている神秘性を生かせると思うんですよね」と相方のアピールを忘れなかった。
千原さんから「機嫌悪いときそのもの」と評価された山里さんは、「僕は似てるのかな? すごく名誉なはずなんですけど、ありがとうございますって喜んでいいんですかね?」と戸惑いの表情。 巨人役に決まったときに真っ先に相談したのが、相方のしずちゃんこと山崎静代さんだといい、「『しずちゃん、巨人の役作りはどうやったらいいの?』って聞いたら『フガーッ!』って言ってました。それ聞いた瞬間にわかりましたよ。しずちゃんは、巨人の役作り35年くらいやっているんでね」と冗談を交えて話していた。映画は3月22日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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