日本バスケットボールリーグ（JBL）三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ所属の五十嵐圭選手がこのほど、WOWOWで中継された米プロバスケットボール「NBA」のオールスター戦に解説者として出演した。中継終了後の興奮冷めやらぬ五十嵐選手に、プレーオフに向けて白熱する今季のNBAについて魅力や展望などを聞いた。（毎日新聞デジタル）

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　今季のNBAはニューヨーク・ニックスの躍進が話題だ。昨季、彗星（すいせい）のごとく現れたジェレミー・リン選手がヒューストン・ロケッツに移籍するなど開幕前は悪いニュースが続いたが、シーズンが始まってみると勝ち星を重ね、イースタン・カンファレンスの上位をキープ。五十嵐選手も注目のチームにニックスを挙げ、「シーズン前は『ベテランが集まっているけど機能するのか？』と予想していたけど、予想に反する結果ですね。ただ、後半はベテランに疲れやけががでやすいので、注意しないといけません。けがなどがなければ優勝を狙えると思います。優勝経験のある選手が多いのも強みです」と分析する。

　一方、スティーブ・ナッシュ選手を獲得するなど大型補強が話題となったものの、苦戦を強いられているロサンゼルス・レイカーズについて、五十嵐選手は「あれだけの選手が集まったので、期待度は高かったんですけどね。選手は最悪でもプレーオフに出場したい思っているだろうし、プレーオフでのレイカーズを見てみたいです。大舞台で力を発揮する選手がそろっていますし」と期待を寄せている。

　NBAはプレーオフに向けて白熱を極めるが、日本でのバスケットボールの注目度はまだまだ低いのが現状だ。五十嵐選手も「小中学校の体育の授業であるので、プレーしたことがある人は多いけど、メジャーなスポーツではない。なかなか報道されることがないですし」と話す。初心者に向けてNBAの楽しみ方を聞いてみると「体の大きな選手のぶつかり合いや派手なシュートなど迫力に注目していただけると面白いと思います。レブロン（・ジェームズ）やコービー（・ブライアント）の派手なプレーを見ていただきたいですね」と魅力を力説する。

　最後に、今後の目標を聞くと「シーズン中ですので、コートの中で結果を出すことです。また、僕自身、メディアに取り上げていただけることがあるので、バスケットボールを知らない人にも、面白さを伝えたいですね。現役でもやれることは続けていきたい」と笑顔で話していた。

　WOWOWでは、NBAの注目の試合を毎週中継しており、スター選手の素顔やチームの裏側に迫るNBA情報満載の番組「週刊NBAアクション」も毎週月曜午後11時半からWOWOWライブで放送中。4月21日に開幕するプレーオフの模様もWOWOWライブで生中継する予定。