マンガ質問状:「KAPPEI」 「ケンシロウが恋に落ちたら……」から広がった爆笑必至のギャグマンガ

マンガ
若杉公徳さんのギャグマンガ「KAPPEI」(白泉社)1巻の表紙

 話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、マンガ「デトロイト・メタル・シティ」で知られる若杉公徳さんのギャグマンガ「KAPPEI」です。「ヤングアニマル編集部」(白泉社)の荻島真之さんに作品の魅力を聞きました。

 −−この作品の魅力は?

 「KAPPEI」の作品の面白さは、「キャラと世界観のミスマッチ」にあります。主人公・勝平は、終末の世を救うために修行を続けてきたヒーロー。しかし、世界は一向に滅びない……。力はある!勇気もある!!だが需要がない!!! そんなヒマと筋肉を持て余した最強の戦士が、平和な日本に降り立ったら……?という物語です。初めて出会う「女の子」「合コン」「カラオケ」に主人公・勝平はどう立ち向かっていくのか!? どんどん本来の目的から脱線する戦士たちの恋と青春の姿は爆笑必至。女性も手に取りやすいよう、少女マンガ風な装丁になっております(笑い)!

 −−作品が生まれたきっかけは?

 「ノストラダムスの予言で、世界が滅びると思っていた人たちは今どうしてるのか」「DMC(デトロイト・メタル・シティ)」完結後、若杉先生と前担当が打ち合わせの中で、そんな話をしながら生まれたそうです。また、若杉先生が「北斗の拳」の大ファンということもあり、「ケンシロウが恋に落ちたらどうなるのか」という打ち合わせからも広がったようです。コミックス1巻の帯には、「北斗の拳」の作者である原哲夫先生からもコメントをいただきました。担当を引き継いですぐに、そのご依頼をさせていただいたので、「怒られるんじゃないか……」と非常に緊張した覚えがあります(笑い)。

 −−編集者として作品を担当して、今だから笑えるけれど当時は大変だった……、もしくはクスッとしたナイショのエピソードを教えてください。

 今でも覚えているのは、初めて前担当と共に、若杉先生の担当引き継ぎに向かった日です。若杉先生は原稿の受け取りと同時に、そのまま次回のネタの打ち合わせをします。前担当が打ち合わせ先のファミレスで、原稿のチェックを終えた途端、3人分のビールを注文した時は戦慄(せんりつ)が走りました(笑い)。飲みながら最近あった面白い話、今後の展開などを話し、大まかなネタの流れができあがっていくのです。思えば、緊張している私をおもんばかって注文してくれたのだと思いますが、その当時は大変でした。さすがに今は飲みながら打ち合わせはしませんが(笑い)、「いかに打ち合わせで、面白い話ができるか」。そこにすべてがかかっていると感じました。

 −−今後の展開は?

 主人公・勝平がはじめて恋に落ちた女子大生・山瀬。その山瀬から「大切なお友達」宣言をされてしまった勝平! 果たしてふたりが結ばれる日は訪れるのか!? そしてヒロインに忍び寄る謎の戦士が現れて……!? ヒマすぎる戦士たちの恋の行方がついに、ようやく動き出します!

 −−読者へ一言お願いします。

 「KAPPEI」は、まるで男子中学生の恋愛を見ているような気分になる、王道ラブコメ作品です! 男性読者の皆様には、「俺にもこんなピュアな頃あったなあ……」と感じてもらえるはず。女性読者の皆様には「男の子って、本当バカで可愛いなあ……」と感じてもらえるはずです。だまされたと思ってぜひ一読してみてください! これからも応援よろしくお願いいたします!!

 ヤングアニマル編集部 荻島真之

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