岡村隆史:展示会で猿人のモデルに 「まじめに頑張りました」

猿人の復元モデルに起用された岡村隆史さん(左)と、岡村さんの表情をもとに作られた猿人の顔。(上から)父親、母親、子どもの表情を再現したという。
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猿人の復元モデルに起用された岡村隆史さん(左)と、岡村さんの表情をもとに作られた猿人の顔。(上から)父親、母親、子どもの表情を再現したという。

 お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さんが、16日から国立科学博物館(東京都台東区)で開催される特別展「グレートジャーニー 人類の旅~この星に、生き残るための物語。」で、猿人復元の学術モデルを担当したことが5日、わかった。過去に“猿”や“猿人”に関するオファーは何度もあったという岡村さんだが、今回は「話を聞いた時は、あまりにもまじめな内容に“なにそれ?”とびっくりしました。まじめに頑張りましたので、笑わないでください!」とコメントしている。

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 岡村さんは、同展の目玉企画で、360万年前の猿人の姿を完全復元させる「アファール猿人復元プロジェクト」の猿人復元学術モデルに起用された。同博物館の名誉研究員で人類形態進化学が専門の馬場悠男さんが復元監修を務め、写真を300枚以上撮影。岡村さんのさまざまな表情をもとに、復元作業を行ったという。

 監修の馬場さんは、「芸人としてまた役者としても、いろいろな場面でさまざまな人物の感情を演じてきた岡村さんだからこそ、この猿人の表情を演じられると判断した」と、岡村さん起用の理由を説明。今回は猿人の家族を復元。岡村さんには父親、母親、子ども、それぞれ違うテーマで演技してもらったという。

 同展はフジテレビで放送されたドキュメンタリー番組「グレートジャーニー」をベースにした人類学や考古学、民俗学など多岐にわたる特別展で、16日から6月9日まで開催。アタカマ砂漠(チリ)の「チンチョロ」ミイラを日本で初展示するほか、南米部族の「干し首」を最新学術分析して10年ぶりに展示するなど、貴重な遺跡や世界最古の文化などを紹介する。入場料は一般・大学生が1500円、小・中・高校生は600円。(毎日新聞デジタル)

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