注目の新譜：安全地帯「安全地帯XIV～」遊び心満載のショー仕立てのニューアルバム

　デビュー30周年を迎えた「安全地帯」が自ら主催するレーベルから14枚目のアルバム「安全地帯XIV～The Saltmoderate Show～」（SALTMODERATE）を6日に発表した。

ウナギノボリ

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　今作は、ボーカルの玉置浩二さんがふんする根尻七五三（ねじり・しめぞう）さんが進行役を務めるショー仕立ての構成になっている。時報とともににぎやかなオープニングナンバーが始まり、名調子の語りで一気にその世界に引き込む。もう一つの特徴は、初めてメンバー全員が作曲に携わっていること。玉置さんの楽曲を中心に、共作曲も含め、全員が曲作りにかかわったことで、より幅広い音楽性を獲得した。玉置さんならではの、スケールの大きなポップナンバー「愛を鳴らせ」が収録されている一方で、シタールの音色も聴こえる実験的な「～笑って～」もあり。ショー仕立てならではの遊び心をちりばめつつ、しっとりした泣かせるナンバーでアルバムは終わる。笑いあり、涙ありのバラエティーショーならぬ、バラエティーアルバムだ。

　アルバム「安全地帯XIV～The Saltmoderate Show～」は全15曲入りで3000円。また、3月24日のよこすか芸術劇場（神奈川県横須賀市）を皮切りに、玉置浩二＆安全地帯のツアー「30th Anniversary Concert Tour Encore “The Saltmoderate Show”」と題した全国ツアーを予定している。（毎日新聞デジタル）