野島伸司:初のマンガ原作書き下ろし 子役の真実描く「NOBELU」サンデーで連載

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 ドラマ「高校教師」「家なき子」「聖者の行進」などで知られる脚本家の野島伸司さんが初めてマンガの原作を書き下ろしたことが、13日発売の週刊少年サンデー(小学館)で明らかになった。タイトルは「NOBELU(ノベル)」で、連載は19日発売の同誌16号からスタートする。これまで野島さんが手がけたドラマや小説のマンガ化はあったが、マンガの原作を書き下ろすのは今回が初めて。

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 「NOBELU」は、空前の子役ブームを背景に、芸能界や子役の真実を描く衝撃作で、子供が貧しい暮らしから抜け出すため、生きるため「演じる」という内容。作画は新人の吉田譲さんが手がける。

 野島さんは、今回物語を書き下ろす場に少年マンガ誌を選んだ理由を「僕は価値観の固定した大人たちに向けて(物語を)作ることには抵抗があります。それはあるあるという共感か、よくて鑑賞でしかなく、まだ未完成な情緒に刻み、ずっと忘れられないシーン、セリフ、つまり物語としてその彼、彼女の心に存在することができないからです。それがマンガの、それも少年誌という、理想的な受け手がいるジャンルにチャレンジしてみたいと思ったキッカケです」と話し、「どうかハラハラドキドキ、時に笑い、時に涙し、また時に胸を震わせ、主人公ノベル(演)とともに、この物語に飛び込んでみてください」と読者にメッセージを送っている。(毎日新聞デジタル)

 ◇野島伸司さんのコメント全文(原文のまま)

若者のテレビ離れが叫ばれて久しいです。実際、高齢化モニターに寄り添うようにドラマは刑事、医療ものが大勢をしめ、オリジナルの物語は少なくなりました。僕は価値観の固定した大人達に向けて作る事には抵抗があります。それはあるあるという共感か、よくて鑑賞でしかなく、まだ未完成な情緒に刻み、ずっと忘れられないシーン、セリフ、つまり物語としてその彼、彼女の心に存在する事が出来ないからです。それがマンガの、それも少年誌という、理想的な受け手がいるジャンルにチャレンジしてみたいと思ったキッカケです。

畑違いの僕にこの場を提供してくれた小学館サンデー編集部に感謝するとともに、今回、子役達の究極の演技バトル、そこから派生する僕自身の役者論など、若い才能ある新人漫画家の吉田君の力を借りて、高いエンターテイメントを目指したいと思っています。どうかハラハラドキドキ、時に笑い、時に涙し、また時に、胸を震わせ、主人公ノベル(演)とともに、この物語に飛び込んでみて下さい。

野島伸司

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