堺雅人:中谷美紀に宮崎弁を”スパルタ指導” 「ひまわりと子犬の7日間」舞台あいさつ

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 俳優の堺雅人さんが16日、主演映画「ひまわりと子犬の7日間」(平松恵美子監督)の公開初日舞台あいさつに、共演の中谷美紀さんらとともに出席。故郷・宮崎県が舞台になったことに堺さんは「本当に家宝のような作品。宮崎の言葉でお芝居するのは長年の夢だった」と笑顔を見せたが、中谷さんから「(宮崎弁を)結構練習していったんですが、堺さんが厳しくて。笑顔でスパルタなんです」と暴露され、「夢中になってしまったので、すみませんでした」と頭を下げ、吉行和子さんからも「先生みたいだった」と明かされ、平謝りだった。

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 映画は、動物管理所に収容された犬の母子と職員との実話を描いた山下由美さんのノンフィクション「奇跡の母子犬」(PHP研究所)を原案に、平松監督が脚本を手がけた作品。宮崎県のとある農家で育てられた子犬「ひまわり」は、ある事情で“ひとりぼっち”になってしまい、苦難に見舞われながらも、強く成長して小さな3匹の子犬たちを授かった。ところが、子犬たちは動物管理所に収容され、飼い主が見つからなければ7日後に殺処分されることに。そのとき、管理所職員とその家族、仲間たちの取った勇気ある行動とは……というストーリーが展開。堺さんは動物管理所職員・神崎彰司、中谷さんは獣医師の五十嵐美久、吉行さんは彰司の母・琴江を演じた。

 保健所の職員役で映画初出演を果たしたお笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんは、「バラエティー番組とは全然違いますね。音が入っちゃいけないから、スタッフの笑いがなくて、何やってもすべってる気がして……。カットになったら笑いがあるのかと思ったら、特になくて……」と苦笑い。撮影現場では堺さんらとお笑いの話もしたものの、「スリムクラブが好きらしくて、オードリーという言葉は出てきませんでした」と嘆いていた。

 舞台あいさつには、子役の近藤里沙さん、藤本哉汰くん、平松監督も出席。ひまわり役を演じた女優犬・イチも登場した。(毎日新聞デジタル)

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