嵐・二宮和也:史上最多6万人の舞台あいさつ 「プラチナデータ」初日

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 人気グループ「嵐」の二宮和也さんが主演した映画「プラチナデータ」(大友啓史監督)が16日、初日を迎え、TOHOシネマズスカラ座(東京都千代田区)での舞台あいさつに主要キャストが登場。その模様は全国72劇場で中継され、上映前後で各3万人、日本映画史上最多という計約6万人が舞台あいさつを見守った。

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 舞台あいさつには二宮さんのほか、豊川さん、鈴木保奈美さん、生瀬勝久さん、杏さん、水原希子さん、大友監督が登場。二宮さんは「全国の皆さんありがとうございます。中継なんて、なかなかないことじゃないですか? こういうことで共有できるってうれしいですよね。向こうの会場の反応を知りたい」と大喜び。初めのあいさつでは「二代目豊川悦司です」と自己紹介して、会場の笑いを誘った。豊川さんは「皆さんの顔を見ていると、本当にこの映画って幸せだなと思います」と話し、生瀬さんは「故郷の(兵庫県)西宮の皆さん、頑張ってます!」と、全国中継にちなんで、それぞれが思い思いの土地に呼びかけた。

 また、前売り券が発売初日に約10万4000枚を売り上げ、前売り券自体が売り切れる異例の事態になったことや、2月25日に行われた完成披露試写会の当選確率が0.36%で、公式サイトへの応募数も10万通を超えたことなど、同作の記録の数々が紹介されると、二宮さんは「ありがたい。期待していただけてるということが分かる」と満面の笑みを見せた。杏さんは「嵐のコンサートに出た気持ちになりました。キャーと言われて、ちょっとうれしかった」と振り返った。

 「皆さんに便乗しよう。地元のみなさん元気ですか?」と笑顔で呼びかけた大友監督は「スタッフの代表としてお礼を言いに来ています。作品を理解し、愛してほしい。細かいことをいっぱいやっていて、カロリーが高い映画だと言われています。1回だけで満足できない。何度もご愛顧をいただければ」と熱をこめてアピールした。

 映画は、21万部を売り上げた東野圭吾さんの同名ミステリー小説が原作。2017年という近未来、DNA捜査によって検挙率100%、冤罪(えんざい)率0%になった社会を舞台に、DNA情報「プラチナデータ」によって犯罪に巻き込まれ、容疑者となった警視庁特殊捜査機関所属の天才科学者・神楽龍平(二宮さん)と、 逃亡する神楽を執拗(しつよう)なまでに追う刑事・浅間玲司(豊川さん)の攻防を描いている。映画は、香港、マカオ、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイのアジア7カ国・地域でも配給が決定した。(毎日新聞デジタル)

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