ドラゴンボール:声優陣が名ゼリフの天下一武道会 生の「オラ悟空!」に観客興奮

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 鳥山明さんの大ヒットマンガ「ドラゴンボール」の完全新作劇場版アニメ「ドラゴンボールZ 神と神」(細田雅弘監督、30日公開)の試写会が16日、ディファ有明(東京都江東区)であり、主人公・孫悟空役の野沢雅子さんら声優陣が登場した。試写会は“天下一試写会”と題し、会場を作中に登場する“天下一武道会”風に改造。声優陣は、リングを模したステージで、同作の名ゼリフを披露することになり、野沢さんが「おっす! オラ悟空!」「みんな、オラに元気を分けてくれ!」と叫ぶと、会場に集まった約800人のファンから大歓声が起こった。

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 ベジータ役の堀川りょうさんは「カカロット。お前がナンバーワンだ」、トランクス役の草尾毅さんは「スーパーサイヤ人は孫悟空さん一人じゃない。ここにもいたということだ!」という名ゼリフを連発。クリリン役の田中真弓さんがフリーザに殺された際の断末魔「ごくーう」を繰り出したほか、野沢さんと堀川さんが声をそろえて「フュージョン! オレは悟空でもベジータでもない」と“フュージョン”の合言葉を披露。さらに、全員でかめはめ波のポーズを決めて、会場を沸かせた。

 「ドラゴンボール」は週刊少年ジャンプ(集英社)で84~95年に連載された人気作。劇場版アニメ「神と神」は、鳥山さんが初めてアニメ版の脚本に協力。魔人ブウとの戦いが終わった後の“空白の10年”のエピソードが描かれ、悟空たちは破壊の神・ビルスと戦う。劇場版アニメの新作は96年公開の「最強への道」以来、17年ぶり。

 草尾さんは、収録について「一言しゃべったらテレビシリーズを録っていたときの空気感に戻った」と振り返ると、野沢さんは「(声優陣は)ファミリーなんですよ」とうれしそうに話した。また、野沢さんは先日、原作者の鳥山さんと同作の試写に参加したといい「鳥山さんは『思った以上の素晴らしい出来』とおっしゃっていました。鳥山先生が太鼓判を押した作品。世界中の皆さんに見ていただきたい。悟空は不滅です」とPRしていた。

 さらに、劇場版の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を担当する5人組ロックバンド「FLOW(フロウ)」も登場。メンバーは“亀印”の胴着を着用して、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」などを披露した。(毎日新聞デジタル)

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