アイドルグループ「モーニング娘。」のプロデューサーのつんく♂さんが16日、東京都八王子市で開かれた同グループの田中れいなさんの卒業記念ツアーのライブ終了後、同グループのメンバーとともに取材に応じた。卒業を控えた田中さんについて、つんく♂さんは「れいなは卒業でもあり、（田中さん率いるガールズバンド）『LoVendoR（ラベンダー）』」という新しいバンドも始まる。二つの門出、今までのメンバーと違う卒業を迎える心境なんじゃないか」といい、「れいながロックをどう理解していくか楽しみ。“女”永ちゃん（矢沢永吉さん）になってほしい！」と熱烈なエールを送った。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　つんく♂さんは今回のツアー初日で初披露となった「ラベンダー」の演奏について、「なんか未来が想像できるいい意味の期待感があった」と絶賛。田中さんについては「メンバーと同じ衣装を着ても、不思議とヤンキー感が抜けないのはこの子の個性。いい意味でも悪い意味でもキャラクターがあるから、心配せずに極めてほしい」と語った。田中さんは「いつもの初日よりリラックスできた。皆さんに『ラベンダー』を知ってもらえるいい機会だった」と初日を振り返り、「つんく♂さんが書いてくれた『Rockの定義』というれいなのソロ曲は、つんく♂さんの愛を感じる。つんく♂さんを思いながら歌いました」と、感謝の気持ちを伝えていた。

　同ツアーは、グループ11期メンバーの小田さくらさん加入後、新体制11人での初の単独ツアー。千秋楽となる5月21日は、日本武道館（東京都千代田区）で行われ、田中さんの卒業公演となる。初日は、同グループの12期メンバーオーディション開催が発表されたほか、「ラベンダー」が楽曲を初披露、ハロプロ研究生の中から結成された新ユニット「Juice＝Juice（ジュースジュース）」も登場した。（毎日新聞デジタル）