星野源:「倒れたことはポジティブに」 NHK冠ラジオ番組初収録で復帰の心境語る

NHK提供
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 昨年末にくも膜下出血と診断され、3月4日に復帰を果たした音楽家で俳優の星野源さんがこのほど、4月からスタートするNHKのFMラジオ局「NHK−FM」のレギュラー番組「星野源のラディカルアワー」の初回収録を行った。収録後、取材に応じた星野さんは、「体調のこともあるので“ウギャー”みたいにできないけど、リラックスした状態でできた。楽しかった」と笑顔で語った。収録中には自身の血圧測定をする場面もあったが、「倒れたことについては、ものすごいポジティブに考えている。いつか死ぬし、好きなことをやろうと思った。あんまり周りの目を気にせずに……」と現在の心境を話した。

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 活動を再開したばかりの星野さんは、番組のタイトルにちなみ、自身のことを「まだリハビリアワー」と表現したが、「倒れてよかったと思うことがいっぱいある」と明かす。倒れる前は「切羽詰まっていて、インプットができなかった」というが、「倒れたことで、音楽が新鮮に聴こえるようになったり、20歳くらいのピュアな気持ちが戻った感じがある。何を聴いていても楽しい」と自身の変化を表現した。

 同番組は星野さんにとってNHKで初の冠番組で、初回収録では「星野源特集」と題して、自身の楽曲をエピソードとともに紹介。血圧測定をした場面では「『今日の血圧』というコーナーにしようかな」と話したり、アドリブも満載。今後やりたいこととして、「今は体力ないけれど、ゆくゆくはラジオコントをやりたい。ドラマー特集とかベーシスト特集もやってみたい」と夢をふくらませていた。

 ラジオ番組の魅力については、「ラジオにしかない距離感がある気がしている」と語った星野さん。中学生のころにはラジオ番組「岸谷五朗の東京RADIO CLUB」に夢中になっていたといい、「初めてはがきを読んでもらって。あの喜びは忘れられない」としみじみした様子。ラジオ番組はリスナーによって番組が変わっていくといい、同番組についても「1回だけ聴いて終わらない方がいいと思う。次の週に全然違う企画になっていくかも」とアピールした。

 「星野源のラディカルアワー」は、4月5日から隔週金曜午後10時にNHK−FMで放送。(毎日新聞デジタル)

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