綾瀬はるか:役作りで腕立て1日120回 激しい戦争シーンには「あわあわ」

大河ドラマ「八重の桜」の会津戦争ロケ地で取材に応じた綾瀬はるかさん
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大河ドラマ「八重の桜」の会津戦争ロケ地で取材に応じた綾瀬はるかさん

 女優の綾瀬はるかさんが13日、主演するNHK大河ドラマ「八重の桜」の前半の山場である「会津戦争」の撮影を茨城県つくばみらい市で行った。鶴ケ城(会津若松城)に立てこもり、銃で応戦するシーンを八重として勇ましく演じた綾瀬さんは、約4キロあるスペンサー銃を手に戦うシーンの撮影のため、約2週間前から腕立て伏せをしているといい「(腕が)ぷるぷるしなくなりました」と得意顔。筋トレについて、「(1日)120回ぐらいやってます。時間がないので」と照れ笑いを浮かべながら明かし、周囲を驚かせた。

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 今回の撮影で綾瀬さんは、鶴ケ城の北出丸の一角で、老兵や勝地涼さん演じる山川健次郎ら少年兵を指揮しながら銃を手に一緒に戦う場面を演じた。すすけた顔のメークで、激しい戦闘シーンを繰り広げ、「(銃の)構え姿勢など八重はカッコよく決めないといけない。爆音や水しぶきにあわあわしながら、でも動じずにせりふをいいながらカッコよく決めていく、全神経を集中させる感じだった」と苦労を語っていた。

 また、昨年のクランクインから、約半年間八重を演じてきて、「少しは銃の腕上がっているかなと思ったけど、あんまり変わってなくて……」と苦笑しつつ、「半年間演じて、いろいろな思いや出来事を乗り越えてきたので、さらに気合が入って演じています」と力を込めた。また、前半の山場の会津戦争の場面を迎えて、「そこに向かう八重の前向きな気持ちが、すごく感情移入がしやすくなっている」と心境の変化を明かした。

 「八重の桜」は、福島県出身で戊辰(ぼしん)戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれ、のちに同志社を創設した新島襄の妻となる八重(1845~1932)の生涯を描く。会見には、勝地さんや佐川官兵衛役の中村獅童さん、山川大蔵役の玉山鉄二さんも出席した。NHK総合テレビで毎週日曜午後8時に放送中。会津戦争を描いた回は6~7月に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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