ロッチ:目標は「中の上」 「ドランクドラゴン」に感心

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 お笑いコンビ「ロッチ」が4回目の単独ライブを収録したDVD「ハート」を24日に発売した。今までにないネタばかりを集めたというコントの中には、自虐気味に歌った「コンビ歌」や、本番中に芸能人の友人に電話をかけるという完全アドリブコント「いちぢく」など、挑戦的な作品も収録。自分たちの人気を「中の下」と語る中岡創一さんとコカドケンタロウさんに、DVDや今後のコンビのあり方について聞いた。(毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 コンビは結成9年目。4回目となった単独ライブについて中岡さんは「女性が多いですが、年齢層が確実に高くなってきました。1回目のDVDには笑い声のほか『キャー』という声援が聞こえます。それが徐々に減ってきて、今回は全くない」と苦笑い。「最初の頃のお客さんは『キャー』という存在ではないと気づいたんじゃないですかね。寂しい限り。思っていたより気づくのが早いです」と残念がった。

 中岡さんが「ライバルというより、僕の師匠」として明かしたのが、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木拓さん。「ネタを書かない、努力している感じがない人でテレビに出続けている。どうやったらあの人みたいに実力のある人たちと渡り合っていけるんだろう」とうらやましがり、コカドさんも「コンビ仲もいいんですよね。ドランクの仲の良さはすごいと思います」と感心した。

 また最近気になる芸人は「(お笑いコンビの)うしろシティ」と中岡さん。コカドさんは「キンタロー。の動画は、なんか見ちゃいます」と言いつつ、「キンタロー。が忙しすぎて仕事に穴が開いても、ジャンルが違いすぎて、そこに僕らが入ることはないですからね」と笑い、ライバルや脅威とは思っていない様子だ。

 DVD「ハート」には、「下手」と自認しているグルメリポートに挑戦する姿も収録された。コカドさんは現在の自分たちの状態を「中の下くらい」と表現し、「(この先は)中の上には行きたいですからね。奇跡が起こって上の下かな」と言う。中岡さんも「頑張って僕らは中の上くらいまで。僕らの頂点、中の上を目指したい」と笑顔でうなずいていた。

 <プロフィル>

 ろっち。中岡創一(なかおか・そういち)さんとコカドケンタロウさんのコンビ。中岡さんは77年12月8日生まれ。奈良県出身。B型。趣味は野球、ボクシング観戦、映画、特技は陸上ホッケー、柔道。コカドさんは78年8月8日生まれ。大阪府出身。A型。趣味は大喜利、ネタ作り、特技は剣道。05年にコンビ結成。数々のお笑いネタ見せ番組で活躍し、09年と10年の「キングオブコント」(TBS系)で、連続決勝進出を果たした。5月25日に新作コントのみで行う単独ライブ「表参道ロッチ」を表参道GROUND(東京都渋谷区)で開催する。

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