アイドルグループ「モーニング娘。」の田中れいなさんが21日、日本武道館(東京都千代田区)で行われたツアー千秋楽公演を最後に、在籍していた同グループを卒業した。会場が「れいな」コールに包まれる中、テーマカラーの青い衣装で登場した田中さんは「ファンの皆さんへ、手紙を書いてきました」と感謝の手紙を読み上げ、最後は笑顔で「おつかれいな~」と笑顔で決めぜりふを決めた。
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田中さんは、コンサート冒頭、「みんなでモーニング娘。やれるのは今日で最後やけど、しんみりしてしまうけん、今日のライブを泣かんとね、みんなで楽しくやっていきたい。楽しい思い出を作りたいと思います」と宣言。メンバーからの花束の贈呈、メッセージでも、1人ひとりに笑顔でアドバイスするなど、楽しそうに振る舞い、ファンにも「みんなで一緒に、おつかれいな!」と呼びかけた。
手紙で田中さんは「れいなは、モー娘。に入った時から問題児だヤンキーだと言われ、れいなの周りは敵ばっかりだと思い込んでいました」と当時を振り返り、「でもこんなれいなでも応援してくれる人がいるんだ、この人たちのために頑張ろうと決心しました。やる気と自信をくれる皆さんを忘れません」と感謝の気持ちを表した。自分については「れいなはアイドルってファンに夢と希望を与える仕事なのに、心配も与えるアイドルだなって思います。いっぱいご迷惑かけてすみませんでした」と謝ったが「これからも何かしでかすかも、いやしでかすでしょう。それでも、れいなに付いてきてくれますか?」と笑顔で呼びかけ「モーニング娘。で学んだことを生かし、大好きな歌を頑張っていきたいと思います。これからも、れいなを見守ってください!」と、最後まで笑顔で手紙を読み上げた。
同ツアーは、田中さん卒業記念ツアーとして3月16日からスタート。この日はファン約1万人が集結し、アンコールを含む全27曲を披露した。(毎日新聞デジタル)