初音ミク:「ルイ・ヴィトン」コスチュームをまとった等身大フィギュア登場

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 歌声合成ソフトから誕生した人気キャラクター「初音ミク」が主演するボーカロイドオペラ「THE END」のプレミアイベントが22日、Bunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区)で行われ、衣装提供した仏ブランド「ルイ・ヴィトン」のコスチュームに身を包んだ初音ミクの等身大(158センチ)フィギュアがお披露目された。

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 衣装は、同ブランドのアーティスティックディレクターのマーク・ジェイコブスさんが率いるスタジオチームが、13年春夏コレクションのテーマでもあるモノトーンの「ダミエ・パターン」を使ってデザインした。初音ミクの体形や、独特の雰囲気に合わせたオリジナルデザインでファッション界でも注目を集めている。

 オペラ「THE END」は、音楽家の渋谷慶一郎さんと、演出家で劇作家、小説家の岡田利規さんが「終わり」をテーマに、初音ミクを題材にした初のコラボレート作で、自らの運命を予感したミクが、自分の劣化コピーや他のキャラクターとの対話を通じて終わりを探す旅が始まる……という展開。悲劇的ストーリーやアリアなど従来のオペラが持っていた形式はそのままに、ステージの四面を覆うマルチ画面映像と照明、マルチチャンネル音響を駆使し、歌手もオーケストラも登場せず初音ミクらを投影させた“ボーカロイド”オペラとなる。

 衣装は、「ルイ・ヴィトン」が、渋谷さんの今回のオペラのアイデアに共感したことから実現した。オペラは23、24日に同会場で上演。11月13、15日にはパリのシャトレ座での公演も予定されている。(毎日新聞デジタル)

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