小泉孝太郎:4年ぶり連ドラ主演 宮部みゆきの人気シリーズで

「名もなき毒」で4年ぶりに連続ドラマの主演を務める小泉孝太郎さん
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「名もなき毒」で4年ぶりに連続ドラマの主演を務める小泉孝太郎さん

 人気作家の宮部みゆきさん原作の「杉村三郎シリーズ」2作品「誰か somebody」「名もなき毒」が俳優の小泉孝太郎さん主演でドラマ化され、TBSの月曜ミステリーシアター枠で7月から放送されることが31日、明らかになった。小泉さんがゴールデン帯の連続ドラマで主演するのは4年ぶりで、同局の連続ドラマ主演は初となる。

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 主人公の杉村三郎を演じる小泉さんは「自分ではびっくりするくらい杉村三郎を演じる上でアレルギーがなく、素のままで演じていきたいです。珍しいくらいプレッシャーも感じていません」と話し「ドラマを見終わった後に、『小泉孝太郎は杉村三郎だったね』と言われるような作品になれれば最高です」と意気込んでいる。

 杉村三郎シリーズは、家族思いの平凡なサラリーマン・杉村三郎が探偵役を務め、人々の「日常に潜む毒」を明らかにしていくミステリーで、「名もなき毒」は07年に第41回吉川英治文学賞を受賞した。ドラマは、今多コンツェルン広報室に勤める杉村三郎が、会長で義父でもある今多嘉親から、梶田信夫という男にまつわる依頼を受ける。しかし、その依頼には込み入った事情がからんでいて……というストーリー。

 今回のドラマ化は宮部さんと同局が数年前から交渉を続け実現したものといい、橋本孝プロデューサーは「宮部さんから、杉村三郎は小泉孝太郎さんでとのご指名をいただいた」と小泉さん起用は宮部さん直々の“指名”だったことを明かし「多くの人間が“毒”を持っているけれど、この杉村三郎はどんな毒にも染まらないピュアなところを持った強い人間だと思います。杉村の周りには、いろいろな毒を持った強烈なキャラクターの役者さんをキャスティングすることで、小泉さん演じる杉村三郎という人間を浮き彫りにしていきたい」と話している。ドラマ「名もなき毒」は7月8日から毎週月曜午後8時放送。(毎日新聞デジタル)

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