ファミコン生誕30周年を記念した単行本「超ファミコン」(太田出版)が21日発売された。国産RPGの基礎を作った「ドラゴンクエスト」(86年、エニックス)や、チーム選択や選手起用が重要な要素となった野球ゲームの定番「プロ野球ファミリースタジアム」(86年、ナムコ)など、懐かしのゲームを著者がプレーした当時の思い出とともに紹介している。価格は1260円。
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紹介されているのはドラクエ、ファミスタのほか、「ゼビウス」(84年、ナムコ)や「スーパーマリオブラザーズ」(85年、任天堂)、「ロードランナー」(84年、ハドソン)などの大ヒット作から、酷評されて「クソゲー」と呼ばれた作品など約100作。84年に任天堂から発売された「アイスクライマー」では、2人協力プレーのはずが、移動するだけで仲間を窮地に追い込むことができ、いつの間にか“対戦ゲーム”になってしまうというエピソードも語られている。
同書は約350ページのボリュームで懐かしのゲームを紹介しているほか、3人の著者が座談会で思い出の作品を振り返るコーナーも。また、86年に公開された映画「GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦」について話す小説家・渡邊浩弐さんのロングインタビューや、当時「テクモ」に在籍しファミコン黄金期を支えたプログラマー・猪瀬祥希さんのインタビューなども掲載している。(毎日新聞デジタル)
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