錦織圭選手:ウィンブルドン開幕直前 世界トップ10入りへの思いなど語る

自己最高となる第12シードで「ウィンブルドン」に臨む錦織圭選手 写真:Action Images/アフロ
1 / 1
自己最高となる第12シードで「ウィンブルドン」に臨む錦織圭選手 写真:Action Images/アフロ

 ロンドンで24日に開幕する13年シーズンのテニスのグランドスラム(4大大会)第3戦「ウィンブルドンテニス」。全豪、全仏と続けてベスト16入りを果たし、自己最高となる第12シードで今大会に臨む錦織圭選手に、芝コート対策や世界トップ10入りへの思い、1回戦で対戦するマシュー・エブデン選手の印象などを語ってもらった。大会の様子はWOWOWで連日生中継される。(毎日新聞デジタル)

あなたにオススメ

 −−芝でのプレーで一番意識していることは?

 サーブでポイントを取りたいので、まずはやっぱりサーブです。コースも球種も変えて、サーブでポイントが取れるようにしたいです。あとはストロークでうまくフットワークを使って負けないように。もうちょっと攻められるように、強い球もしっかり打てるようにしたいです。

 −−他のサーフェスと比べ芝でのプレーはどうですか?

 芝は難しいですね。低い球の処理が他のサーフェスにはありません。それを打っていくことで、体にもいつもと違う負担が掛かったりします。特にフォアでの処理が課題になっています。

 −−その辺はまだ100%にはなっていない?

 そうですね、ミスもありますしまだまだ完璧ではありません。そういうところをしっかり対処していきたいと思います。

 −−芝は得意ではないと言っていましたが、昨年のロンドン五輪ではフェレール選手に勝って転機とも言える場所ではないかと思います。芝に対する良い思い入れとかはありますか?

 苦手ではないですけど、大会数も少なく今年はまだ1試合しかやっていないのが、どうしても自信につながらないところだと思います。昨年は五輪、ウィンブルドン含めいい成績が出たと思うので、苦手意識というのはないですけど、試合に勝っていければ自信もついてくると思います。

 −−目標のトップ10があと一つで実現する、そういうところまできました。自分の中の意識について教えてください。

 近くはなってきましたが、これからまだ長いと思います。やることもありますし、結果も出していかないといけないので、トップ10に向けてこれから頑張っていきたいと思います。

 −−12番シードになります。自分に対してのノルマや責任はどういったものを感じているでしょうか?

 正直不思議な感じです。12というシードがつくのが信じられないところもあります。これからトップ10も見えてきて、グランドスラムでベスト8以上を狙っていかないといけない位置にいます。自分に対してプレッシャーではないですが、目標を作っていきたいです。

 −−対戦相手のマシュー・エブデン選手についてはいかがですか?

 1回戦にしてはタフな相手という印象もありますが、芝ということを考えてもタフな一戦になると思いますね。エブデン選手も1週間くらい前に優勝していますし、芝でのプレーというのも分かっていると思います。難しい1試合目になると思います。

 −−昨年はここウィンブルドンで3回戦まで進みました。今年の意気込みと抱負をお願いします。

 これからはグランドスラムでベスト8以上を狙っていきたいです。それにはベスト8以上の選手に勝っていかないといけない。なかなかタフだとは思いますが、頑張っていきたいです。

 *……WOWOWでは、大会の様子を連日生中継。第1日は24日午後7時半からWOWOWライブで無料放送される。

テレビ 最新記事

MAiDiGiTV 動画