サザンオールスターズ：5年ぶり復活　デビュー35周年で新曲と野外ツアー

　08年8月から“無期限活動休止期間”に入っていたロックバンド「サザンオールスターズ」がデビューからちょうど35周年を迎えた25日、5年ぶりに復活することが明らかになった。5年ぶりに54枚目のシングル「ピースとハイライト」を8月7日に発売し、8月10日から日産スタジアム（横浜市港北区）の公演を皮切りに全国5カ所を巡る野外ツアーを開催する。

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　同バンドがツアーを行うのは、05年の「SOUTHERN ALL STARS Live Tour 2005 みんなが好きです！」以来8年ぶりで、野外ツアーは03年の「流石（SASが）だ真夏ツアー！あっっ！生。だがSAS！～カーニバル出るバニーか!?～」以来、10年ぶり。

　リーダーの桑田佳祐さんは「5年間お待たせして、本当に申し訳ありませんでした。また皆さんには、勝手ながらビッグサプライズをと思い、この数カ月間事実を黙していたことを心よりおわび申し上げます。そして活動休止中も、メンバーひとりひとりに温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました。デビュー以来35年もの間、こうしてやって来られたことはすべて皆さんのおかげです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。再会を祝してオッパイ！……じゃなくてカンパイ！」とコメントを寄せている。

　サザンオールスターズは08年8月、デビュー30周年を記念して開催した日産スタジアムの公演を最後に、活動を休止。今回のツアーは、同会場からスタートし、ユニバー記念競技場（神戸市須磨区）や、00年にライブを行ったことからファンから“伝説の地”と呼ばれている茅ケ崎公園野球場（神奈川県茅ケ崎市）、豊田スタジアム（愛知県豊田市）、宮城スタジアム（宮城県利府町）を巡る。

　新曲「ピースとハイライト」は25日から放送されるフォルクスワーゲン「New Golf」の CMソングで、CMにはメンバー全員が出演する。同日、バンドの公式サイトで着うたの配信を開始。カップリング曲などの詳細は今後、発表される。（毎日新聞デジタル）