原田知世：角田光代原作ドラマで主演　1億円着服の主婦に

　女優の原田知世さんが、直木賞作家・角田光代さんの長編小説をドラマ化した「紙の月」（2014年1月スタート、NHK）で主演することが12日、明らかになった。原田さんがNHKのドラマに出演するのは、11年放送の連続テレビ小説「おひさま」以来で、ささやかな幸せを追い求めながら、ある出会いをきっかけにパート先の銀行から1億円もの大金を着服する主婦・梅澤梨花を演じる。

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　「紙の月」は、「対岸の彼女」「八日目の蝉」などで知られる角田さんが、心に闇を抱えた女性たちの切実な思いを描き、第25回柴田錬三郎賞を受賞した小説が原作。夫の何気ない言動に傷つけられてきた主婦・梨花（原田さん）は、ある日パート先の銀行の顧客の家で借金を抱えた年下の男と出会う。その2年後、梨花は1億円もの大金を着服、海外へと逃亡しており……と展開する。

　梨花の夫・正文を光石研さん、梨花の人生を変える年下の男・平林光太を満島真之介さんが演じ、梨花の高校時代の友人で異常なまでの倹約家・岡崎木綿子役で水野真紀さん、同じく梨花の高校時代の友人で買い物依存症の中条亜紀役で西田尚美さんが出演する。

　撮影は8月下旬まで、東京都内やタイなどで行われる予定。ドラマは14年1月7日から5回にわたって放送される。（毎日新聞デジタル）