企画集団「SCRAP」が手掛ける参加型謎解きイベント「リアル脱出ゲーム」を映画化する「マダム・マーマレードの異常な謎」の会見が16日、東京都内で行われ、女優の川口春奈さんが主演を務めることが明らかになった。会見に登場した川口さんは「初めての試みということで楽しみながら撮影した。人もたくさん出てくるし関係性も複雑。謎を解ける人がいるのかなと思う」と映画の完成度に自信を見せた。
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リアル脱出ゲームは、04年に発表された無料のインターネットゲーム「クリムゾンルーム」を発端に、参加者が会場を歩いて隠された謎を解きながらゴールを目指す参加型ゲームイベント。映画版は、10月25日公開の出題編を映画館で鑑賞した後に、制限時間10分で謎の答えを記入し、提出。11月22日公開の解答編ですべての謎が明らかになるという流れで、先着順で正解者の名前がエンドロールにクレジットされる。
映画は、解けない謎はないマダム・マーマレード(川口さん)が、30年前に「短編映画3本に秘密がある」と謎の言葉を残して逝去した映画界の巨匠・藤堂俊之介監督の妻から謎解きの依頼を受ける……という展開で、藤堂監督が残したという設定の「つむじ風」「鏡」「やまわろわ」の3本の短編をそれぞれ上田大樹監督、鶴田法男監督、中村義洋監督が手掛ける。マダム・マーマレードを支えるマダム・バルサミコを高畑淳子さんが演じ、短編には杉咲花さん、山本舞香さん、中越典子さん、江口のりこさんらが出演する。
撮影は4~5日と短期間で撮影されたといい、川口さんは「説明的なせりふが多くて大変でしたけれどなんとか乗り切りました」と振り返った。そして「たくさんの方に謎解きをしてもらって心に残る映画になってくださればと思う」と映画をアピールした。映画の「出題編」は10月25日、「解答編」は11月22日公開予定。(毎日新聞デジタル)
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