夏帆:苦手なホラーを克服?「すごく楽しかった」 主演ドラマ「悪霊病棟」

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 女優の夏帆さんが本格ホラーに初挑戦した連続ドラマ「悪霊病棟」(TBS・MBS)が、18日深夜からスタートする。もともと怖いのが苦手で、お化け屋敷などに入るのを避けてきたという夏帆さんは、「ホラー作品を見るのが苦手だったけれど、ホラーの現場はすごく興味があったので、お話があったときはうれしかった」と笑顔を見せた。撮影に入る前には数々のホラー作品を観賞したという夏帆さんに、作品に懸ける思いや撮影エピソードなどを聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 ドラマは、町はずれの病院を舞台に、霊的能力を持つナースの周りで次々と怪奇現象が起こり、災厄の要因と疑われて窮地に陥る……という物語。夏帆さんは、霊的能力を持つナースの尾神瑠奈役で主演する。ホラープロジェクトの原案としてお化け屋敷プロデューサーの五味弘文さんが参画し、映画「おろち」、テレビ「ほんとにあった怖い話」シリーズを手がけた鶴田法男さんが総監督としてタッグを組んだ。一大ホラープロジェクト「黒い歯」として展開し、東京、大阪、名古屋で開催するお化け屋敷イベントと連動するほか、放送終了後、スマートフォン向け動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」と「UULA」で見逃し配信を行い、連動した小説も刊行される。

 ホラー初挑戦ということから、撮影に入る前にはJホラーの先駆者と呼ばれる鶴田監督から勧められたホラー作品を観賞したという夏帆さん。「怖いし、直視できないところもあったけど、面白いなと思った」と振り返り、「これまではホラーが苦手っていうだけで見ていなかった。これからは先入観なく見ていきたい」とホラー作品を克服?した様子。

 ホラー作品ならではの撮影現場での“恐怖体験”もなく、「みんなでああだこうだ言いながら撮影して、現場はすごく楽しかった!」と笑顔を見せる。一方で、撮影期間の約1カ月間は毎日が「山場」だったといい、「お芝居も体力を使うものが多くて、そういう意味で毎日すごく山場というか大変だった」と苦労を明かす。

 今作で驚く演技をたくさん披露しているという夏帆さんは、「ホラーは驚かす側も大事ですが、驚く人(の演技)はかなり大事。見てくださる方が怖いと思うか思わないかが決まると思う」と力説。現場では自身が出演していないホラー的なシーンの撮影を積極的に見学に行ったといい、「ホラー的な場面を画面で見ると、タイミングとか、監督がおっしゃっていることが分かったりするんです」と勉強熱心な一面も見せる。その成果はしっかりと表れているようで、先日東京都内で行われた会見で、鶴田監督は「夏帆ちゃんはホラーセンスが抜群で、間の取り方とか人を脅かすタイミングがうまい!」と絶賛していた。

 最後に、夏帆さんは「放送は深夜ということで、この時期にぴったり! ホラーが苦手な方も見ていただきたいです。とりあえずだまされたと思って1回見て!」と視聴者に呼びかけた。

 ドラマ「悪霊病棟」は全10回。18日からTBSで毎週木曜深夜0時58分、MBSで同0時59分に放送予定。初回はTBS、MBSともに18日深夜1時14分に放送。(毎日新聞デジタル)

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