軍師官兵衛:桐谷美玲、松坂桃李、速水もこみちら大河初出演 新キャスト発表

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 人気グループ「V6」の岡田准一さんが豊臣秀吉の軍師として知られる黒田官兵衛役で主演する2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の新たな出演者が7日、同局で発表された。官兵衛を取り巻く女性キャストとしては、1年間幽閉される官兵衛を支える女性・だし役に桐谷美玲さん、官兵衛の初恋の人、おたつ役に南沢奈央さん、官兵衛の息子・黒田長政に嫁ぐ栄姫役に吉本実憂さんの初の大河ドラマ出演が決まった。桐谷さんは「官兵衛を献身的に支えていく、奥ゆかしく、芯のある女性を演じられれば。強いイメージのある岡田さんが弱っていくところを全身全霊でサポートしたい」と意気込みを語った。

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 今回発表されたのは18人で、桐谷さんらのほか、信長の正室・お濃役に内田有紀さん、官兵衛の祖父・黒田重隆役に竜雷太さん、官兵衛の主君・小寺政職の妻、お紺役に高岡早紀さん、石田三成役に田中圭さん、明智光秀役に春風亭小朝さんが決定。そのほか黒田家の家臣団に濱田岳さん、速水もこみちさん、高橋一生さん、塚本高史さん、永井大さん、塩見三省さん、そのほか、室町幕府最後の将軍・足利義昭役に吹越満さん、信長へ謀反を起こして官兵衛を幽閉する荒木村重役に田中哲司さんが登場。櫛橋左京進役は金子ノブアキさん、官兵衛と中谷美紀さん演じる妻・光(てる)の息子で、福岡藩初代藩主、黒田長政役は松坂桃李さんに決定したが、2人は会見を欠席した。

 発表された18人のうち大河ドラマ初出演は松坂さん、速水さん、濱田さん、永井さん、内田さん、桐谷さん、南沢さん、吉本さん、田中さん、金子さんの10人。

 黒田官兵衛は、戦国時代末期に“天才軍師”と称された人物で、秀吉に重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた。播磨国(現兵庫県)姫路城主の長男として誕生し、22歳で家督を継いで父・職隆と同様に小寺家家老の座についた。その後、秀吉の軍師となって歴史の表舞台に登場し、天下統一の立役者となった。だが秀吉からは能力の高さゆえに天下統一後も警戒され、44歳で家督を息子・長政に譲り、59歳でその生涯を閉じた。脚本は、NHKで「桂ちづる診察日録」(10年)、「陽だまりの樹」(12年)などの時代劇を手がけた前川洋一さん。

 官兵衛の最愛の妻・光(てる)役は、大河ドラマ初出演の中谷美紀さん、官兵衛を導く軍師・竹中半兵衛役を谷原章介さん、官兵衛を悩ませる最初の主君・小寺政職(まさもと)役を片岡鶴太郎さん、秀吉の妻・おね役を黒木瞳さん、官兵衛の父・黒田職隆(もとたか)役を柴田恭兵さんが演じることが発表されている。

 岡田さんは「素晴らしい方々とお仕事できることをうれしく思っています。まっすぐな人間関係がお芝居になる。1年間長いですが皆さん仲良くしてください」と、新キャストに呼びかけた。ドラマは8月中旬にクランクイン予定で、放送は14年1月から。(毎日新聞デジタル)

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