週刊少年ジャンプ(集英社)で連載された人気ギャグマンガが原作の映画「HK 変態仮面」(福田雄一監督)が、20日にNHK・Eテレで放送される教養バラエティー番組「哲子の部屋」の教材として使用されることが分かった。番組では同作からフランスの哲学者、ジル・ドゥルーズの思想を解き明かす。
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「HK 変態仮面」は92~93年にジャンプで連載された人気ギャグマンガ「究極!!変態仮面」が原作。映画では俳優の鈴木亮平さんが演じる主人公が、下着をかぶることで潜在能力を発揮できることに目覚め、悪人たちを懲らしめていく……というストーリー。俳優の小栗旬さんが脚本に参加したことも話題になった。
「哲子の部屋」は、映画やマンガなどをテーマに哲学を解説する番組で、昨年8月に放送された第1弾は“ぜいたくは敵!…なの?”をテーマに映画「ファイト・クラブ」(デヴィッド・フィンチャー監督)から「象徴交換と死」などで知られるフランスの哲学者、ジャン・ボードリヤールの思想を読み解いた。
第2弾は「変態(メタモルフォーゼ)」をキーワードに、哲学者の千葉雅也さんが「HK 変態仮面」をはじめ、ロックバンド「サカナクション」や忌野清志郎さんの楽曲を教材に、「千のプラトー」(フェリックス・ガタリとの共著)などで知られるドゥルーズの思想を解説する。女優の清水富美加さんやお笑い芸人のマキタスポーツさんも出演。NHK・Eテレで20日午後11時半から放送。(毎日新聞デジタル)
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