宮崎駿:「町工場のおやじでありたい」 若手の活躍に期待も

引退会見で語る宮崎駿監督
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引退会見で語る宮崎駿監督

 公開中の映画「風立ちぬ」をもって長編映画の製作からの引退を発表したスタジオジブリの宮崎駿監督が6日、東京都内で鈴木敏夫プロデューサーらとともに会見を行った。宮崎監督は、今後発信していきたいことはあるか聞かれると、「僕は文化人になりたくない。町工場のおやじでありたい。だから何かを発信しようとは考えない。文化人ではありません」ときっぱりと語った。

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 また、今後、スタジオジブリの若手監督の作品に関与するかと聞かれると、宮崎監督は「ありません」と即答。ジブリの今後については「やっと上の重しがなくなるから、『こういうものをやらせろ』という声が若いスタッフから鈴木さんに届くのを願っている。鈴木さんは門前払いをする人ではない。いろいろな人間の意欲や希望や能力にかかっているんだと思います」と若手の活躍に期待した。

 自身の今後については「車が運転できるかぎりはアトリエにいって、やりたいことややれることはやろうと思う。今は休息をとりたい時期。ここで約束すると、たいてい約束を破ると思うから」と詳細は語らず、具体的にやりたいことは「あるんだけれどやれなかったらみっともないから言いません」と笑顔でかわしていた。(毎日新聞デジタル)

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