福士蒼汰:月9初出演で等身大の後輩役に

「海の上の診療所」に出演する福士蒼汰さん
1 / 1
「海の上の診療所」に出演する福士蒼汰さん

 俳優の福士蒼汰さんが10月にスタートするフジテレビ“月9”ドラマ「海の上の診療所」に出演することが14日、明らかになった。福士さんは女優の武井咲さんが演じる看護師・戸神眞子にひそかに思いを寄せる“メガネ男子”の看護師・三崎昇を演じるといい「今までは“豆絞りの先輩”(NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の種市先輩役)を演じていましたが、これからは“メガネの後輩”を演じて、皆さんに愛される三崎昇にしたいと思います」と抱負を語り「今年の締めくくりにもなるこの作品を大成功させたい。役者として自分を見つめ直し、今後の作品につながるようにしていきたいです」と意気込んでいる。

ウナギノボリ

 ドラマは、実在する瀬戸内海の巡回診療船の済生丸が舞台で、船上で共同生活をしながら離島を巡る医師や看護師の姿を描く。福士さん演じる昇は、誰に対しても優しい真面目な男で、同性からは“後輩”として好かれるが、女子からは“いい人”止まりで終わってしまうという役どころ。松田翔太さん演じる腕は確かだが美人にめっぽう弱く島のマドンナに恋をしてはフラれる主人公の医師・瀬崎航太に懐き、フラれてばかりの航太から受けたいいかげんなアドバイスを真に受けては実践し、眞子に殴られるという愛すべきキャラを演じる。

 ドラマの藤野良太プロデューサーは「福士さんは今最も勢いがある若手俳優です。今年の彼の活躍は日本中の誰もが知るところでしょう。国民的“先輩”となった福士さんに、今回の月9では国民的“後輩”になってもらいたいと思っています」と起用理由を説明。福士さんは「三崎昇はいわゆる“いいヤツ”でリアリティーのある普通の男子で一番色が出ていないなと。演じるのは自分次第なのでどのように表現していけばいいのか悩んでいます」と明かしつつも「思いを寄せる眞子に対して航太が来るまで何もできずにいたと思うので、そんな“うぶ”感も出せたら」と話している。

 また福士さんは「一昨年『仮面ライダーフォーゼ』、昨年『あまちゃん』、今年『スターマン・この星の恋』と選んでいただき、そして月9出演と、とても大きな作品が続いていますが、その分注目や期待に応えていかなければと思う毎日です」とプレッシャーを感じていることも明かしつつ、「今はいろいろなことを吸収して、それを通じてさまざまな可能性を見つけていければと思っています」と前向きに語っている。

 今回初共演となる松田さんや武井さんについては「松田さんはデビュー当時に初めてお会いしたとき“次は現場で”とおっしゃっていただいていたので、今回本当にご一緒できてうれしいです」と喜びを隠せない様子で、武井さんについても「昇と眞子(武井さん)との距離が縮まっていってくれたらと願います」と話している。

 ドラマは10月14日から毎週月曜午後9時放送。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事