「舞妓Haaaan!!!」(2007年)、「なくもんか」(09年)の宮藤官九郎さん脚本、阿部サダヲさん主演、水田伸生監督のトリオで贈る映画第3弾「謝罪の王様」が28日、公開された。大小さまざまなトラブルを、架空の職業「謝罪師」にふんした阿部さんが解決すべく奮闘する。果たして、外国との国際問題に発展したトラブルを収めることができるのか!?
あなたにオススメ
朝ドラ「ばけばけ」徹底特集! 高石あかりがヒロインに
倉持典子(井上真央さん)は車の追突事故を起こしたが、相手が運悪くやくざだった。帰国子女の典子は、海外では謝ってはいけないと教育されて育ったため、謝ることができない。そんな典子を助けたのが、東京謝罪センター所長の黒島譲(阿部さん)。これをきっかけに、典子をアシスタントに迎えて次々に“謝罪”案件に挑む。マンタン王国の皇太子を怒らせた件では、貿易停止という国際問題にまで発展し、謝れば謝るほど、怒らせてしまう始末。打開策のないまま、黒島は窮地に立たされてしまう……という展開。
冒頭から“ケースその1”が超ハイテンションに描かれ、宮藤さん×阿部さん×水田監督の個性が炸裂(さくれつ)している。そのテンションを維持したまま物語は進んでいくが、「マンタン王国」のくだりが長く、「ロケは大変だっただろうに」と想像しながらも、やや中だるみする。やがて、黒島がなぜ「謝罪師」を生業としたのかが語られ、このシーンではEXILEのMATSUこと松本利夫さんがいかにもラーメン屋さんらしい風情を醸し出し、とてもいい味を出している。映画で語られるように、日本の謝罪スタイルは独特かもしれない。謝ることは難しい。誠意を込めてというが、謝り方次第で相手をかえって怒らせる結果になりかねない。ぶっ飛んだコメディーというだけでなく、社会風刺も利いていて、謝ることの奥深さを見せてくれる作品だ。28日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
<プロフィル>
キョーコ=出版社・新聞社勤務後、闘病をきっかけに、単館映画館通いの20代を思い出して、映画を見まくろうと決心。映画紹介や人物インタビューを中心にライターとして活動中。趣味は散歩と街猫をなでること。
スーパー戦隊「VS」シリーズの最新作として、Vシネクスト「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー」が3月20日から新宿バルト9(東京都新宿区)などで期間限定上映されるこ…
通算31作目となる「ゴジラ」の新作「ゴジラ-0.0」(ゴジラマイナスゼロ、山崎貴監督)が、今年の“ゴジラの日”、11月3日に公開されることが明らかになった。さらに、3日後の11月…
ディズニーの長編アニメーション50作目となった「塔の上のラプンツェル」(ネイサン・グレノ/バイロン・ハワード監督、2010年)の実写映画化が発表され、ラプンツェルとフリン・ライダ…
永野芽郁さんと佐藤健さんがダブル主演し、人間の細胞を擬人化したキャラクターが登場する映画「はたらく細胞」(武内英樹監督、2024年公開)が、「金曜ロードショー」(日本テレビ系、金…
累計発行部数が100万部を突破した東野圭吾さんの小説が原作の劇場版アニメ「クスノキの番人」(伊藤智彦監督、1月30日公開)の入場者特典として、東野さんによる書き下ろしの新作オリジ…