綾瀬はるか:「八重の桜」クランクアップに涙 「最高の一年」

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 女優の綾瀬はるかさん主演のNHK大河ドラマ「八重の桜」が30日、クランクアップを迎え、綾瀬さんが東京・渋谷のNHK放送センターで会見を開いた。2012年9月3日にクランクインし、1年以上におよぶ撮影を終えた綾瀬さんは、涙を流しながら「本当にありがとうございました。ものを作る素晴らしさを改めて感じさせていただきました。最高の一年をありがとうございました」と語った。

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 最後の撮影は、49歳の八重が、鶴ケ城籠城(ろうじょう)戦を回想し、若き日の八重がスペンサー銃を空に撃つというシーン。綾瀬さんは撮影を「いつも楽しかった」と振り返り、「八重は苦境の中でも前を向くことを忘れない女性。簡単にはいえないけど、光を見つけて、前を向く気持ちを少しでも伝えられれば」と視聴者にメッセージを伝えた。また、会見には、共演者のオダギリジョーさん、風吹ジュンさん、工藤阿須加さん、三根梓さんも登場し、綾瀬さんに花束を渡した。

 「八重の桜」は、福島県出身で戊辰(ぼしん)戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女性たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれ、のちに同志社を創設した新島襄(オダギリさん)の妻となる八重(綾瀬さん)の生涯を描いている。NHK総合テレビで毎週日曜午後8時から放送中。全50回で、最終回は12月15日に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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